内容説明
同じ絵を見ても、プロと素人では、見ているところが違っていた!?
★予約殺到! 大人気のビジネスマン向けビジュアルリテラシー講座、待望の書籍化!
・なぜ、この絵に惹きつけられるのだろう?
・この絵の主役はどこ?
・前情報なしに、どう見たらいいの?
・バランスや構図が良いとか悪いとか、みんな何を見て言っているの?
ちゃんと絵の中にヒントがあるんです。
センスがなくても、知識がなくても、目の前の絵画を「自分の目で見る」、
そして「良し悪しを判断する」ことは、できるんです。
謎を解くカギは、ぜんぶ絵の中にあります。
絵の研究は、「意味」と「形」の二本柱。
この本では、これまであまり触れられてこなかった、「造形」の面から歴史的名画を見ていきます。
描かれたモノを「見る」ためには、少し見方を訓練していないと気づかないものです。
ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルーベンス、
ベラスケス、フェルメール、ゴッホ、セザンヌ――
超有名なあの名画、知られざるあの傑作、
どう見たらいいか迷う抽象絵画、20世紀を代表する写真まで――
どう見たらいいか、初めて分かるようになります。たくさんのカラー作品が練習問題。
はじめて見る絵でも、パズルを解くように絵を読み解いていく面白さ、
味わってみませんか?
「どういう絵に対しても使える本書で紹介した絵の見方は、
コンパスのような役割を果たしてくれるはず。
名画がどうして名画と呼ばれるのか。
今まで見ようとしなかった真実が、きっと見え始めるでしょう」――著者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
222
センスとロジカル。絵画の素晴らしさを、感性の領分で素直に鋭敏に感じ取り、理性の領分で冷静に正確に分析する基準を学ぶことができます。リーディングライン、フォーカルポイント、バランス、構図、色彩という視点で論理的に鑑賞する技術を知り、言語化できるようになります。名画が名画である理由がよく分かりました。2020/11/16
trazom
119
絵画に関する本の殆どが、作品の歴史的な位置づけやアネクドートの紹介に終始している中で、この本は、「絵を見る技術」を教えてくれる非常に貴重な一冊である。主役は誰か(フォーカル・ポイントの見つけ方)、視線を巡らす経路の探し方、色の秘密、バランスや構図の捉え方など、具体例を用いて鑑賞の仕方を指南してくれる。確かに、内容はよく理解できた気はするが、果たして、本当の意味で、自分のビジュアル・リテラシーが高まったかと言えば、全く自信がない。尤も、それは、著者のせいではなく、私自身の才能の貧しさによるものだけれど…。2019/06/30
goro@the_booby
92
ボォーっと見てるんじゃダメ!と怒られそうな本でした。絵画の見方なんて考えてもいなかったので、こんな事が隠されていたのか!?いや、隠すというより見えていなかっただけなんだなと判った。名画として生き残った絵には理由があるんだねぇ~。何も知らずに展示会へ行くよりは判ったほうが楽しいよね。カラー写真も盛りだくさんで解説も分かりやすくてとても参考になりました。2019/11/10
Aki
81
以前「観察力を磨く-名画読解」がとても面白く発見が多かったため本書を手に取る。「観察力を磨く」は絵画だけでない観察力全般の重要性やテクニックに感化されたが、本作は古今の名作絵画の構成を丁寧に解説されており楽しく読み進んだ。特に各絵画の解説の際に掲載ページが記されていて何度も振り返りながら鑑賞できた。筆致も説教くさいところは微塵もなく絵画の見方が変わる良書だと思う。2024/07/23
もんらっしぇ
81
写真が発明される以前、ましてや印刷技術が発展前夜の時代。いわゆる名画とされる絵はオカルト的な自動書記じゃないとすれば、熟考を重ねた緻密な計算の上で描かれているはず。その「絵解き」を実在の多くの名画で解説。その対象はルネサンスから印象派、抽象画と20世紀までの西洋画全般を扱い多少の日本画も。でも構図や配色がバッチリ決まっているからといって名作になるわけでもないし現代で名画と評価されてる作品でもフェルメールに代表されるように数世紀に渡り忘れられた絵画も。時代の流行の影響もあると本書では述べられており納得です♪2020/11/15
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