内容説明
令和元年――。
日本を代表する国文学者は、何を聴き、何を願っているのか。
令しく平和に生きるための想いを書き綴る。
昭和と名乗りながら戦争の大惨劇に終わってしまった和を、
平成の後に今度こそしっかり基盤として、
「令」たる平和を築くことが令和の理想となるだろう――。
〈まえがきより〉
目次
第1章 日本人のこころと現代
第2章 未来に伝える「日本人のこころ」
第3章 創造者になろう
第4章 令しく平和に生きるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
3
「令和」を考案したといわれる国文学者 中西進氏の随筆集。そして改元後の中西氏の最新刊でもある。創価学会系の出版社による本。 専門である万葉集などの日本の古典文学を中心として、日本の神話から現代の政治に至るまで、中西氏の思うところが幅広く述べられている。知識の幅が非常に広いことに驚かされる。 平和憲法としての現憲法を尊重する姿勢と、平和主義者としての視点が一貫していると感じた。「令和」という元号には、中西氏の平和への願いも込められているのかも知れないと感じた。2019/07/01
Gaudi
0
元号令和の生みの親と目される中西進先生のお話を鳥取の地で聴きました。 来年の全国連群馬大会で記念講演をされるのは、その日、中西先生、永田和宏先生とともにシンポジウムに参加していた上野誠先生だそうです。 楽しみです。2020/09/06