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内容説明
ごく近い将来と予見される、新型インフルエンザ大流行に備えるべく、病気についての正しい知識と予防法を、子どもから大人まで広く伝えるために医学博士自ら書き下ろした読み易い創作ファンタジー。薬作りに奮闘する若い魔女に勇気づけられる良書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
88
この本を読み終えてすぐ、Webで公開中(今夜21時まで)の『コロナの時代の僕ら』を続けて読んだ。ファンタジーの形を取って子どもたちに易しく感染症の基本を教えてくれる岡田先生は今や時の人。ネットのトップページに名前を見ない日は無いほど。これは新型インフルエンザの話だが、現在、新型コロナウィルスに右往左往する我々にはタイムリーな一冊。『コロナの時代の僕ら』を読みながらローズやアン先生の考え方を思い出し、ウイルスの変化についての科学的見地を再度勉強し直すようだった。我々に求められるのは今後どうしていくのかだ。2020/04/12
☆よいこ
63
児童書、高学年向け。インフルエンザの季節になると思い出して紹介している本。病気の魔女〈ポックス〉〈ペスト〉〈コレラ〉〈マラリア〉〈ヴィーナス〉〈インフルエンザ〉〈サーズ〉などが登場し、感染病の歴史を語る。そして新たに〈H5〉の魔女が新型インフルエンザの恐怖をもたらし始めた。対抗するのは小さな魔女ローズ。ローズは魔女であることを隠し人間に紛れてくらしている。親友が病に倒れ、ローズは指名に目覚める▽病気の歴史がわかりやすく説明してあるのがいい。お話も面白い。続巻もあるがこれ1冊でも読める▽2008年刊2020/02/27
七色一味
21
読破。正直、コラムの方がためになる…。いや、すいません💦2020/11/18
あおい
21
疫病を撒き散らす病気の魔女とそれを阻止する薬の魔女の戦い。ペストやコレラがどのように広まったのか勉強にもなります。インフルエンザの魔女とか身近な病気も出てきてとても読みやすいです。小中学生にも楽しめるようにとウイルス学者が書いた科学ファンタジー。2017/07/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
とてもタイムリーな内容。著者は現役ウイルス研究者の岡田晴恵さん。歴史上の疫病から新型インフルエンザまで、背景も含めて、なぜ感染が広がるのか、なにが原因なのかなど、分かりにくい内容を、魔女が語ることによって、分かりやすく書かれています。主人公の見習い薬の魔女ローザを通して、薬の魔女たち、ワクチンの魔女たち対病気の魔女たちとの戦い、病気の魔女の中でもローザに寄り添ってくれる大魔女など物語としての読み応えもあります。 2020/04/22