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内容説明
天皇はどこからきたのか? そして、倭国から「日本」にいたる邪馬台国以降、古代国家はどのようにして確立されたのか。卑弥呼の弥生時代から、倭の五王の古墳時代を経て、聖徳太子・中大兄皇子の飛鳥時代まで、群臣推挙によって王位を継承しながら王権を強化。やがて「天皇」を名乗るようになる。律令制国家として確立していったヤマト王権の歴史を、東アジアとの関係のなかでていねいに考察。古代史研究の最新の到達点を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
27
本の内容よりもまず先に、著者の文章の切れの良さに感服。余分な言葉、遠回しな言い方、曖昧さなどを排除した書き方に感心しました。古代日本史についてあまり知識が無いので、わからない所も多々ありましたが、古代~7世紀までの日本の状況がなんとなく理解できました。7世紀後半に「天皇」という言葉が使われるようになるまでの著者の見解がスッキリと書かれています。2019/07/12
崩紫サロメ
13
天皇のあり方・称号の変遷を扱う。「大王」が天皇へと変遷したと捉えることに疑問を呈し、大王は国王の称号ではなく、王に対する称号で、ヤマト王権の首長は宋から冊封された「倭国王」と同じく王であったと著者は考える。また、5~6世紀のヤマト王権の王の専任は群臣推挙であり、推挙された王は大臣・大連などを任命していた。壬申の乱で勝利した天武によって従来の王とは異なるものとして神格化された「天皇」となり、浄御原令によって制度化された。2026/05/13
はちめ
9
300ページほどの文庫本だが中身は濃い。本書のテーマは天皇という称号や意味合いの成立史であるが、2世紀から8世紀当初までの日本古代史の概説書としても優れている。日本古代史おいてしばしば語られる当時の日本の大国意識はどのように成立したのだろうか。朝鮮半島との関係においても、先進技術や思想の点においては明らかに遅れていたにも関わらず、朝貢を求めたりするし、半島側も従っていたりする。中国本土においても夷狄扱いではあっても朝鮮半島諸国に対する対応とは違う。当時の日本の強みは何だったんだろうか。☆☆☆☆★2020/05/14
ふたば
6
なかなか、しっかり考察した内容だと思う。理解が及ばないのは、知識が足りなから。歴史は、内容をしっかり咀嚼し、飲み込んで腑に落とし、消化して身にしないといけないが、いろいろある説のどれを是と考えるかはとても難しい。興味深い内容だったが、理解したと言えるまでには程遠い。2020/02/08
たけはる
6
小説の資料用に。なかなか結論というか何が言いたいのかが見えてこず、これは私の読解力と知識不足かなあ……。蝦夷と隼人の話や海幸・山幸の話などはおもしろく、第三章も終盤になって「オッ」と思えました。2019/07/28
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