日本経済新聞出版<br> 令和の現場力 デジタル×AI時代の「業革3.0」

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日本経済新聞出版
令和の現場力 デジタル×AI時代の「業革3.0」

  • ISBN:9784532322816

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内容説明

これからはBPRではなく、YTR(役に立つことを・楽しく・ラクにやる)だ!
「現場力」の提唱者が、「業革3.0」で活力を取り戻す方法を解説する。


過度な合理化、人手不足、技能承継の失敗、稚拙なIT活用。
間違った働き方改革、管理強化。
利益偏重、経営と現場の溝……。

振り返れば、平成の時代というのは、現場を軽視し、現場を傷めつけ、
現場が壊れていく30年だったと言えるのかもしれない。
このままでは、日本企業の再生、復活はありえない。

本書は「業革」という古めかしい言葉をキーワードに、
これまでの発想を超えた「人間中心」の業務改革手法を提言する。

業革1.0……1980年代のオフィスオートメーションによる合理化
業革2.0……米国の経営手法「BPR」を取り入れた合理化
そして、
業革3.0は、「YTR」の追求によって人間中心の改革を行う。
人間の創造性を高めることにより、結果として生産性を向上させることを目指す。

良品計画、変なホテル、SOMPOケア(介護)という、
人間中心の業革で現場の力を引き出しているケースを取り上げ、
具体的な道筋を示していく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

templecity

13
改善ということが繰り返し唱えられてきたが、これまでは会社の為の改善であることが多かった。これからは従業員のYTR役に立つことを楽しく楽にやるを目指す者でなければならない。キーワードだけ振りかざす経営者がいるが、それでは駄目。ToDoではなくToBeどうあるべきかを最初に論じなければならない。雑談の中に改善の種もある。雑談会議というのを持つ会社もいる。へんなホテルの様に素人の発想でホテルを創ると思わぬ効果もある。少ない時間でホテル運営もできる。介護も自動化できるところはあるはずだ。(続きあり) 2019/10/17

ふなこ

4
TODOではなくTOBEを最初に考えるべき、という言葉が1番刺さった。コンサルの人の言ってることは「なんか言ってるようで何も言っていない」と感じる人がいる一方、なんで遠藤さんの言葉はこんなに「現場を分かってくれてる」って思うんだろう。最初のケースの列挙が「あるある」と感じさせてくれるからかな。2021/10/21

RyoShun

2
デミング賞:1951年に創設された品質管理の最高最高ランクを示す賞2019/09/14

Tomoko

2
意識や感情の共有は欠かせない。TodoよりどうあるべきかTobeを伝えることが大切という言葉に深く同意。そうすることで仕事を通じての喜びや楽しさが生まれるはず。2019/09/03

kaz

2
述べられていることは他の業革本とさほど変わらないが、「役に立つことを」「楽しく」「楽にやる」というコンセプト、論旨はわかりやすい。良品計画、SOMPOホールディングス等の経営者へのインタビューが、内容を裏付ける構成になっている。2019/09/01

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