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内容説明
自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。会社や友人関係、家族など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
159
官房長官会見を覆う圧力について、原因の一つを会見後に管氏を囲むオフレコの懇談会としている。もちろん人と協力しなければ仕事ができないに決まっている。が、それは互いに自由あっての話で、表面的な「和」に縛られた内輪だけで情報を流すなら、そこに圧力が生まれるのは当然だろう。年4回しか首相官邸で記者会見をしない政治風土は偏っている(トランプでさえ連日のぶらさがり取材に応じるという)。なぜ当たり前の距離感や開放感を作れないのか。教育を政治の道具にするのはやめてほしい。道徳についてはよくわからないが教科ではないと思う。2020/06/17
zero1
72
圧力に屈しない3人の主張は注目に値する。⭐記者の存在意義は何か。インチキな安倍政権で望月記者(東京新聞)は【質問二つまで】など官邸側から嫌がらせを受けた。記者クラブと番記者の短所。⭐モリ・カケ問題で安倍首相を批判した元文科省事務次官の前川氏。官僚を【遅れず休まず働かず】と皮肉。道徳や教育基本法の【改悪】を訴える(後述)。⭐ファクラー氏は過去の戦争報道と【アクセス・ジャーナリズム】【アジェンダ(シナリオ)】について語る(後述)。【記者が身の危険を感じない日本】は異論あり(後述)。2021/11/13
万葉語り
47
組織の中である程度やりたいことをするためには、そこそこのポストが必要で、ポストに就くためには面従腹背が必要。という前川さんの言葉に納得。大局をなんとかしようなどという大それた望みはないが、メディアリテラシーはきちんと身に付け、educate myself の気持ちを持ち続けたいと思った。2019-1452019/10/20
つーこ
42
国民の方を向いていない日本の新聞・政治・メディアに憤りを感じます。だからって私にできることはないけど、彼や彼女のように異議を唱えて立ち向かっている人を応援したいと思いました。国民は巨大権力に対し何もできないかも知れないけど、それでも意思はあるんだってとこをいつか見せてやりたい。2019/08/22
みねたか@
37
2019年の本書刊行後、安倍政権から菅政権に移行し、説明しない、まともに答えないという姿が常態化、国の施策決定のあり方、それを報じるジャーナリズムのあり方の問題はより深刻な状況だ。ファクラー氏が取り上げた、トランプ政権によりアクセスを遮断され調査報道に勝負をかけ輝きを取り戻したニューヨークタイムズと、勝負をかけた吉田調書事件で大きく傷つき、ポチになることを選んだ朝日新聞の対比は象徴的だ。報道の真偽や意図を見極めるリテラシーは一朝一夕には身につかないが、見極めが必要という意識は忘れまい。2021/09/07
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