講談社文庫 秘剣 柳生十兵衛 隻眼一人旅

著者名：早乙女貢【著】

講談社（2019/06発売）

• ISBN：9784062633260

内容説明

天才剣士・柳生十兵衛三厳（みつよし）は、将軍・徳川家光の信頼あつい小姓でありながら、朋輩との喧嘩の果てに、不意の飛刃で右眼を奪われる。一介の浪人となった若者は、甲州へ向うが、凄まじい闇の力の待ち伏せにあう。隻眼偉躯を堂々とさらして、非情の罠、殺到する暗殺団と闘い抜く十兵衛の、一身をかけた「秘命」を描く、傑作時代長編。天才剣士の修業の旅に隠された「密命」とは？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Dai（ダイ）]

分厚いが内容は薄っぺらい長編時代小説。ながなが語ってきた話を全部置き去りにして、最後のほうで十兵衛が忍者のような活躍をする紙芝居的なお話。江戸時代の湯屋や飯盛り女といった性風俗を何度も解説されて勉強になりました。

2016/07/30