内容説明
夫の不倫 お墓問題 職場のセクハラ
意外と(?)鋭い推理力で日常の事件を解き明かす!
家事代行会社でアルバイトをする大学生の樋口亜美。ある日、派遣された河西家の妻・ともみから、息子のつぶやいた謎の言葉、そして夫の浮気疑惑について相談を受ける。深まる謎に悩む亜美だが、憧れの男子との会話の中に思わぬヒントが……? 日常の事件を解き明かす、ハートウォーミングミステリ全三篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
64
鯨統一郎さんの本が好きなので読んだが、これが「ハウスワーク代行・亜美の日記」のシリーズの三作目だったとは入手して初めて知った。家事代行会社でアルバイトする、大学生の樋口亜美を物語にわずかに絡ませて、日常の事件を解き明かしていく。本作は3つの話が入っていて、「青い麦」「悲しみよ、こんにちは」「昼顔」と名作映画になぞらえて進行していく。どれもがとても軽い内容ですぐ読めてしまうが、この軽さが鯨さんの魅力なので悪いとは思えないが、シリーズの他の本を読む気にはなれなかった。2019/05/14
雅
43
ほのぼのな謎解き。サラッと一気読み。2020/09/24
coco夏ko10角
17
第2弾。亜美、家事代行のお仕事慣れてきたかな。お墓参り頼めるのはいい。カンナ社長と〈正しい婦人の会〉アクネ・トウコのおいおいな戦い、鯨統一郎作品って感じで何気に好きよ。2020/03/10
LUNE MER
10
前作から大きな変化もなく気楽に読める一冊。ニューサブキャラとしてエンジェルハンドを目の敵にする「意識高い系」の婦人会のオバハンとか出てくるけど、所長との掛け合いが定番化する予感。タイムスリップシリーズ書いてる方の鯨統一郎Bさんの手による文章だなぁと感じる箇所も随所に。なんかここ数ヶ月で著者別読書冊数のトップに躍り出そうな鯨統一郎先生。量産型だなぁ。2019/12/28
TheWho
7
久し振り鯨ワールドで、ハウスワーク代行・亜美の日記シリーズの第2弾。両親を亡くし祖母に育てられた苦学女子大生の主人公が、家事代行のアルバイトで、出会う人達の謎を解き明かすホンワカとした三篇の物語。因みに三篇の題名は、「青い麦」、「悲しみよこんにちは」、「昼顔」と共に映画化にもなったフランス文学を題材に優しさと温もりがある物語でした。2025/05/06
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