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出版社内容情報
「小説家になろう」大人気ファンタジー! エルフの少年が冒険者を目指す成長物語。際限なきレベルアップの果てに…!?
細川晃[ホソカワアキラ]
著・文・その他
内容説明
エルフの少年・ウルクナルは、冒険者として大成する夢を抱いて王都を訪れる。そこでウルクナルは、エルフでありながら高位の冒険者であるカルロに出会う。エルフに対する根強い差別と、吟遊詩人が語る華やかな武勇伝とはかけ離れた厳しい現実を知る中、カルロはやがてウルクナルの師となり、良き理解者となった。二人は実戦さながらの訓練を幾度も交え、ウルクナルは知識と経験を、カルロは若き日の情熱を得る。ウルクナルが冒険者として昇格した日、カルロは自身の野望を果たすため、王都を旅立つ。魔物と戦い始めたウルクナルは、急速に頭角を現していく。周囲には、彼と同じく大望を抱くエルフの冒険者が続々と集まり、やがて冒険者パーティ・エルフリードを旗揚げする。
著者等紹介
細川晃[ホソカワアキラ]
『エルフ・インフレーション』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
14
web版既読。エルフが人間に虐げられている世界で一人の少年が仲間と共に最強の冒険者を目指していく話。この巻はまだ比較的インフレ具合は落ち着いてはいるけども次巻からインフレが起こり始め、3巻ではとんでもないぐらいぶっ飛んだインフレが始まるはず。付録の手紙がよかったな。2015/10/29
nawade
6
★★★☆☆ Web版未読。遺伝的にレベルが上がり難いエルフは、人間達から虐げられてきたが、冒険者としての大成を目指すウルクナルの登場により何かが変わろうとしていた。多くの世界観では魔法優勢種族であるエルフ族が魔法が苦手とは何かにおいますね。この手の作品にしては男子率が高いのが特徴なので、もう少し男くさくても良かったかも。タイトルが表す通り、どこまでレベルのインフレーションが進むのか興味深く見守りたいと思います。2015/10/28
N亭
5
面白かった。ただ物語の進行スピードがかなり早いですね。かなり最後は強くなってしまったけど、次からどうなるのかな?楽しみに2巻を待ちたいですね。2015/11/08
葛野桂馬@時津風@ハスター
5
web版未読。この世界のエルフはRPG序盤の山場辺りに出てくる大器晩成系キャラに似たなにかを感じる。大器晩成型だからなかなか育たず放置し、ラスボスが倒せずにwikiを見て「育ててなかった」と呟いてしまうような、そんな感じ。全体を通して持っているエルフのイメージと違い、亜人として差別されているのも新鮮だったかな。他の人の感想だと今回のチートっぷりはまだまだ序の口らしい。続きも楽しみにしている。2015/10/31
尚侍
4
面白かったんですが、良くも悪くもタイトルどおりの作品でした。中盤までは物語の進行が遅くてよかったものの、後半に入ってから一気にブーストがかかり、文字通りのインフレ状態になってしまったので、個人的には初巻だけで十分でした。文章はしっかりしているし世界観の描写も上手いので、こんなに急ぎ足で描かなくてもいいのにと思うのですが、これくらいのインパクトがないと最近の読者はついてこないのでしょうか? だとしたらすごく残念なことと思いますが、そんなふうに考えてしまうのもおっさんの悪いところなのかもしれないですね……。2015/11/05