扶桑社BOOKSミステリー<br> トランク・ミュージック(下)

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扶桑社BOOKSミステリー
トランク・ミュージック(下)

  • ISBN:9784594025144

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内容説明

映画プロデューサー殺しは税務当局の調査を恐れた犯罪組織の仕業なのか?ラスヴェガスとロサンジェルスを往復して、精力的に捜査を進めるボッシュの前に、市警の組織犯罪捜査課や内務監査課が障害として立ちふさがる。有力な容疑者にたどりついたボッシュにむかって、FBIの捜査官たちは驚くべき事実を明かしたのだ。状況は二転三転するが、エレノアがふと口にした言葉から、ボッシュは事件解明の手がかりを得る…。現代ハードボイルドの到達点を示すコナリーの「ボッシュ」シリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

359
【原書】うーむ(笑)おなじみのどんでん返し、事件解決の銃撃戦も息を呑む。だがなんといっても、この作品ではボッシュのエレノアに対するメロメロさが主題になっているような。タフな男でも、惚れたおなごにはこうもかわいくなってしまうのね。玄関開けた時に、彼女が在宅してるかどうかドキドキしながら…とかね。この先エレノアはどうかかわってくるのか、楽しみな展開。おとなしくしてるタマ(失礼・笑)じゃないと思うので。実際に読んだのは:https://bookmeter.com/books/132596992018/11/16

ケイ

142
再読。こんなところにもアーヴィングは登場していたのか。解決したように見えて、隠れていた事実が次々と暴き出される時の醍醐味。そして、ボッシュの恋。ボッシュの運命を揺り動かすために女性を登場させているかのようだ。それにしても、ラスベガスがよく関連してくるコナリー作品。2018/01/31

Tetchy

130
ボッシュが辞職の危機に置かれるのはもはやこのシリーズの定番でもあるが、その引き鉄となるある事実は実に驚くべき展開だった。それがゆえにこのボッシュの危機もまた引き立つわけだが、いやはやコナリーの物語構成力には毎回驚かされる。自らの境遇に自暴自棄になりどんどん堕ちていった犯人。夫婦の間で不要な秘密を持ったがために悲劇を招いた被害者。事件が明らかになることで私はこの双方に憐みを感じてならない。一方今まで過去に囚われ、後ろ向きだったボッシュが今回未来へ向けて新たな一歩を踏み出す結末に一読者として素直に祝福したい。2018/01/25

harass

74
疑問があるが決定的な証拠をもって捉えた用心棒は実は…… 捜査モノでは悪夢のような展開に興奮。真犯人を追うボッシュたちであるが、謹慎中の窓口業務や書類仕事をこなしそれらの描写に意外に面白さを感じる。真犯人たちとかつての恋人エレノアの結末にいろいろ唸る。ハッピーエンドで驚いた。仕事が多忙で急いで年末ギリギリに読み終える。発行順だと次が「わが心臓の痛み」になるのか。2020/12/31

KAZOO

66
後半は結構二転三転でさらにという気もしましたが最後は珍しい感じのハッピーエンドになっていますね。多くの人物だ出てきて追うのに大変でしたがどうやら面白さというかどうなるだろうという期待感で読み通しました。今後はどうなるのでしょうかね。続きが本当に読みたくなるシリーズです。2015/02/20

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