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内容説明
江戸南町の定回り同心・小暮源四郎は無類の芝居好き、絶対に素顔を明かさない人気女形〈おやま〉・玄之助というもう一つの顔を持つ。いつものように拍手喝采を浴びた芝居の帰り道、源四郎の下に“殺し”の報が入る。両国橋の袂に無惨に捨てられた若い女の死体――。その懐から見つかったのは、黄金色ならぬ紅色の小判だった……。“女形同心”源四郎が、事件の鍵を握る小判に秘められた“怪”に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
36
同心・小暮源四郎は芝居好きが高じて、素顔を明かさない人気女形・玄之助と言うもう一つの顔を持ち・・へらへらしているようで剣の達人と言う設定なんですが・・ちょっと軽いかな。そのうち時代モノ大御所大家となられるよう頑張って下さい2022/05/31
あき
0
芝居好きが高じて、宮地芝居の女形との二足わらじの八丁堀の同心っていう、かなりぶっとんだ設定。芝居の舞台上だけじゃなく、町娘に扮して探索したり、女中として潜り込んだりってのはちょっとケレン味がすぎる気も。それでも読ませる筆力はさすが。2020/06/06