日本経済新聞出版<br> 全社戦略がわかる

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日本経済新聞出版
全社戦略がわかる

  • 著者名:菅野寛【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 日経BP(2019/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532113926

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内容説明

多くの会社が毎年、経営計画を作成しているが、ほとんどが事業部門の計画を吸い上げて集約したもの。本社が考え、解決すべき問題は何かが明確にはなっていません。事業部に全てを任せて本社部門は君臨だけしていれば良いというわけではないのです。本社が考え、実行すべき戦略は、部長、事業部門長の戦略・戦術の延長線上にはないのです。
そこで必要なのが「全社戦略」ですが、経営戦略のテキストのほとんどは、事業部の考える「いかに市場を取るか」という事業戦略・競争戦略に関する解説に終始するか、全社と事業部が混在した解説になってしまっています。本社が考え、実行すべき全社戦略について解説した本はほとんどありません。
本書は、社長、経営企画部門、社長室スタッフ必読の全社戦略の解説書。「個別事業戦略」とどう違うのか、個別事業で経験を積んできた経験が、本社目線の戦略構築には役立たないことを明らかにし、「理論」よりも「実践」にフォーカスして解説します。
本書では、CEOの考えるべき全社戦略として、事業ポートフォリオ・マネジメント、事業の中止・開始・統合・分割・売却・買収、事業間資源配分、シナジー・マネジメント、全社ビジョンの策定・浸透、全社組織設計を解説します。
本書で掲載する企業の事例としては、キヤノン、GE、トヨタ自動車、ヤマハ(楽器)、ヤマハ発動機、ボストン・コンサルティング・グループ、ソニー、GE、パナソニックなど。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アルカリオン

11
p51 PPMが重宝された理由は二つ。①市場成長率と相対的マーケットシェアという軸を使えば、まったく特性が異なる事業でも同じ物差しで測れる。しかも市場成長率と自社・競合のマーケットシェアという比較的集めやすいデータで分析ができる②アクションに結びついている。経営学フレームワークの多くは「分析して終わり」であり実際に役立てられるところまではなかなか行かないがPPMは分析結果がアクションを示しており、非常に使いやすい。2022/10/08

purupuru555

5
事業会社の視点は意識していたけど、投資家の視点は意識できていなかった。2024/08/11

Yuichi Tomita

5
個別の事業戦略ではなく、複数の事業を営む会社を運営するための全社戦略について説明したもの。 著者はBCG出身のコンサルタントであり、PPMが出てきたり、事例の紹介があったりとコンサルの方が書いた本という感じがする。大学で教えていることもあるのか、とても分かりやすい。 コンサルの仕事の半分は、立案したプランを顧客に納得してもらうことだとか、コアコンピタンスは自社のことでも分からないことがある(ブリタニカ百科事典の事例)という記載もあり、リアルな意見と感じた。2021/08/25

Great Eagle

5
ボストンコンサルOBの早稲田BS教授の著書なので整理されている内容で読み易い。事業ポートフォリオ、事業間シナジー、コアコンピタンス、全社ビジョン、全社事業ドメイン、全社組織、全社ガバナンス、全社人材育成のマネージメントをどうするかについて示唆を貰えます。2019/08/10

しゅー

4
★★★筆者も言うように、このテーマの本は貴重。2024/11/03

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