内容説明
2018年ノーベル医学生理学賞に輝いた本庶佑。その背景には京大医学部の伝統と研究者たちの創造的リレーがあった。医師免許を持つ京都新聞記者が徹底取材。本庶氏へのインタビューも収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
63
京大からノーベル賞受賞者が多数出るのはなぜなのか……という話をもっと詳しく知りたかった。ランチセミナーなるものは今でも引き継がれているんでしょうか。あとはぜひ名大編もお願いします。2019/07/06
香菜子(かなこ・Kanako)
41
京都大とノーベル賞: 本庶佑と伝説の研究室。広瀬一隆先生の著書。ノーベル賞といえば京都大、京都大といえばノーベル賞。ノーベル賞受賞者に京都大学の関係者が多いのには理由がある。それは、研究者が研究に専念できる土壌、研究者への敬意、研究者へのしっかりとした支援があるから。ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑先生へのインタビューも収録されています。2019/08/12
けぴ
36
ガンの免疫治療のPD1研究でノーベル賞を受賞した本庶佑さんを中心とした話。筆者がノーベル賞受賞式に参加して本庶さんの紋付袴姿を伝えており現場感が良い。阪神タイガースファンで岡田元監督とゴルフしたこともあるとのこと。iPS細胞の山中伸弥さんにもページをさきガン治療の未来についても分かりやすくまとめている。巻末インタビュー:企業が数年先の成果を求める姿勢に対して「木になって花が咲きかけているものだけに、肥やしをやってるようじゃだめなのよ。種をまいて芽を育てないといけない」若手生命科学者にオススメの良書。2019/07/21
テクパパザンビア
22
面白かった。『簡単に信じない事』これからの世の中で大事な事だと思う。ノーベル賞を受賞した後『まず、指揮官の交代です』と阪神低迷の理由を率直に述べ金本監督を更迭の後押しに感動した。2019/11/01
macho
10
親父が沼研の出身者で、内容は大体合っていると言っていた。沼正作教授は一度ドイツ人と結婚しておられたのですが、やはり離婚となったようです。影で色々言われているけれど、研究に対する真摯かつ強烈な態度は他の追随を許さずと。実際手合わせしなければ、人物像らわからないだろうと。本庶先生は、沼正作教授の7つ下?らしいですが、器に関しては、デカいね。ひたすらデカいとのことでした。ここを参照すると沼研がよくわかりますよ。強烈です。http://scienceandtechnology.jp/archives/9655 2019/12/16