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内容説明
・ダボス会議でも、これから必要なスキルとして「クリティカルシンキング」や「創造性」が、上位に入るようになってきています。今までのように「正確にやる」だけではなく「自分で考えて何かをはじめる」「自分で法則を見つけて、仮説を立て、実行する」ということが、より必要になってきています。
・本書はハーバードの教育学部で提唱されている「子どもの考えるスキル」を磨くためのトレーニングをもとに、スタンフォード大で出された「考える力」を解く問題、また著者がそれらをもとにして作成した問題などをまとめたもの。言語化スキル、創造力など、これから必要な「考える力」が手に入るようになっており、大人から子どもまで楽しく読むことができます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
assam2005
14
どれもこれも正解の答えがあるわけではなく、自分の頭で考えたものを相手に伝わるよう言語化できるか、が重要。意外と何も伝わっていないのね。言ってる本人すら曖昧なイメージしかできていないのだから無理もない。そのことに気づき、論理的に考え、言葉という形に落とし込み、他者と同じものを見ることができるか。観察力と、問題の切り分けと、根気よさ。「自分で考える力」は日々のトレーニングで鍛えられるらしいが、私にはストーリーの創造力不足と、言い換えと根拠の違いがわかりそうでわからない。この2つ、壊滅的。2024/05/31
ninn.atsu
7
2020年に必要とされているスキル、トップ3が「複雑な問題解決力」「クリティカル・シンキング」「クリエィティビティ」ということで、自分の頭でいかに考えられるのかが問われている時代なんだなと改めて実感。まぁググれば見つかる答えに価値はないわけで。「型」がしっかりと出来上がっていない状況で、いかに自分で「型」を見つけ出せるかっていうことが重要なスキルかなと。深い観察と考察から、自由に発想できる人が勝ち残るのかなって感じる。2019/07/21
k sato
6
日本の義務教育や大学では取り扱わないような設問がたくさん用意されていた。その設問を通して、「なぜ」と深耕する習慣が大事であることを学んだ。以前に読んだ「スウェーデン式アイディアブック」を思い出した。また、説得力のある意見には根拠があって、発信者は意見に責任を負っていると筆者は述べている。根拠と責任は表裏一体?たしかに、メディアで見聞きする評論は、根拠がない意見や無責任な発言が多い。「責任を負う」ってよくビジネスでも聞くけれど、言動に「根拠」を持つということなのかな。2020/05/10
とせ
3
求められる力の重要さはよく理解できたが、ここに挙げられる問題でそれが鍛えられるかは謎であった。それよりかは、伝統的な面白い問題を教えてくれて欲しかった。個人的には謎解きが好きだし、特に数独のような導きだす問題を解くことで思考体力が磨けると自負している。2020/08/04
ぷるぷる
3
考えさせられたのは何事も思慮深くなければいけないということ。「考えることは観察すること」「ルールを見つける力をつけるために帰納法でモノを考える→テーマ間の共通項を見つけてストーリーを作る」質問の見つけ方が一番参考になったのですが会議中に質問する時は頭の中で全て素早く処理する必要があるので本文にある中から、最悪シナリオと質問の目的くらい考えてからやろうと思いました。後、結局は考えうる限りのアイディアを出してみるというのは何をするにしても変わらないようなので、発想する機会は持ち続けなきゃいけないなと思います。2020/06/16