内容説明
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絵を見るには「理解する」「感じる」の二つの要素があります。ところが、美術や絵画の解説本の多くは「理解」に偏り、「感じる」面からのアプローチが欠けています。本書は、一般の美術ファン向けに、ルネサンス絵画の魅力や読み解き方、隠されたドラマなどを軽妙洒脱な語り口と500点の写真や図版で解説した肩のこらない入門書です。ヴィーナスはなぜヌードなのかなどちょっと変わった切り口でルネサンス絵画の秘密に迫ります!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すのさん
4
たくさんの絵を鑑賞しながら、西洋絵画の歴史の流れを勉強できた。グループ分けがされてあったので大まかに流れを掴めた。見たことある絵が多かったけど、もっと画家やその時代の背景を知ればもっと楽しいんだろうなあ。▼表紙の絵はブロンズィーノ『愛のアレゴリー』マニエリスムの代表作。2018/09/27
ごえもん
2
最初から「なぜ、ジョットはスゴいのか?!」ってところからスタート。最後の14章は「西洋絵画史上初のヌードの衝撃!?」まで(!?が多い笑)。こういうタイトルのお陰でポイントが抑えやすくなります。 絵画を見るうえで歴史的背景を知ると絵画鑑賞の面白さが倍増しますし、いい本だけど、構成上、気になる点が2点。 ・絵画によっては1ページに収まらずに一部が見開きページに紹介(ページの隙間にあたった絵画部分が見にくい) ・多くの絵画の所蔵場所とサイズが不記載(有名な何点は紹介されています)2024/01/17
カッシーニ
1
西洋におけるヌードの与太話2021/05/08
kaz
1
時代背景も含め、ルネサンスからプレ近代までの西洋絵画の流れが、素人にもわかりやすいように解説されている。構成は「イタリア・ルネサンスの幕開け」「初期イタリア・ルネサンスⅠ」「北方ルネサンスの幕開け」「初期イタリア・ルネサンスⅡ」「盛期イタリア・ルネサンスⅠ」「盛期イタリア・ルネサンスⅡ」「北方ルネサンス・ドイツ」「北方ルネサンス・フランドル」「後期ルネサンス・マニエリスム」「バロック・イタリア」「バロック・フランドル」「バロック・オランダ」「ロココ・フランス」「プレ近代&ロマン主義」2018/12/16
ekoeko
1
ルネサンス絵画の魅力を会話形式で紹介。ラファエロや弟子の描いた「モナリザ」の模写した作品も掲載されていて興味深い。大好きなカラヴァッジョが割とたくさん紹介されていてうれしかった。レンブラントは「夜警」が有名だけど個人的には先日読んだ本に関係する「テュルブ博士の解剖学講義」がよい。2018/09/21