むしろウツなので結婚かと 解説付き

著者名：菊池直恵【著】/城伊景季【著】

講談社（2019/05発売）

• ISBN：9784065154519

内容説明

平凡な会社員シロイさんの前に現れたセキゼキさん。いつしか彼はウツを患ってーー死に向かおうとするセキゼキさんをあらゆる手を駆使して止めろ！ 兆候を見抜け！ 誰にだって起こりうる、日常の翳に潜むサバイバルゲーム!! はてなブログ連載の「wHite_caKe」の日記から「鉄子の旅」の菊池直恵が描くウツの真実。単行本では、さらなるケアのポイント＆重要な反省点を〈シロイの解説〉で教えます。「本人の闘病記」ではなく、ありそうでなかった「ウツ介護者」視点によるウツ克服（ウツ活！）の記録。第１話　競馬場に連れてって第２話　この人は誰？第３話　私にできること第４話　病院へ行こう第５話　前を見てた第６話　逃げないよ第７話　次は誰の番？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[29世紀]

☆２☆えーっまさかの続く？！だったらそうわかるように書いてほしい…。２巻は本当に出るのでしょうか。そして肝心の内容ですが、全然「むしろウツなので結婚」の内容ではありませんでした。ウツの経緯は漫画でわかりやすいし、解説も面白いのですが、わかりやすいというほどでもない。濃度も薄い。うーん、タイトルとの乖離が大きすぎるのが全ての敗因のような気がします。

2021/07/01

[チョビ]

え、「待て、次巻？」…うつ病に罹患した内縁を見守る女性の一代記。表紙の通りパワフルさと繊細さを持ち合わせた魅力的な女性である。そしてその内縁は一度大きな挫折をした後にかなり年数経った後に発病。確かに転職となるとSEといった安価かつ激務（同じ会社だが派遣されている場所が違うから気づけなかったと推測）しかなかなかつけない（だからブラック）。そしてまだ籍の入っていない状態で戦う姿は辛くも希望が感じられるのは筆者の誠実に夫と向き合いそれに応えようともがく夫の姿だ。…続き読みたい！

2020/09/30

[Mr.deep]

大好きな漫画家さんですが、端正な絵と構成がテーマと実にミスマッチ。つーかこの類の漫画は先行者が強力すぎるよなあ

2020/01/10

[tban]

ウツなので競走馬に思い入れる、 ウツになって自己否定に走り、自分はダメだと思い込む。 経験上わかります。このセキゼキさんの場合はウォッカやホッカイルソーに 思い入れることで、復活のきっかけをつかみました。私の場合は ももクロであり、浅田真央であり、福原愛でした。前を向く姿を 見続けることで涙を流しながら、自分に活力を得ることが出来ました。 ウツの状況は人によってさまざまだと思いますが、私にとっては とてもリアルな描写とセリフが詰まっていました。セキゼキさんの 復活を祈りつつ第2巻を待とうと思います。

2019/05/29

[ｃ.ｋ]

図書館本。一冊で完結と思ったら、続きがあるようで・・ ウツについて知ることはできた。「どんなに荒唐無稽でも説得できるなら、それは妄想じゃない。」「逆に、どれほど証拠がそろっても訂正できない思い込みもある。それが妄想なんだ」妄想を持っている人はどうやって説得すればいいのか？「否定しても肯定してもいけない。説得しようとしてもお互い辛いだけ」作者が彼のために頑張っている姿にじんときた。そのあとどうなったのか気になる。

2024/07/07