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内容説明
それは石拾いから始まった―。佐久長聖高校駅伝部監督から大学の指導者へと転身。母校・東海大学の駅伝チームを率い、8年目にして箱根駅伝悲願の初優勝。両角速監督の指導の原点がここにある! 都大路、箱根、そして都道府県対抗駅伝。「駅伝王国・長野」の名を全国に知らしめた闘将の信念とは。1995年から2011年まで16年間の佐久長聖高校教員時代、育てたトップランナーは上野裕一郎、佐藤悠基、大迫傑など数知れず。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかる
4
今年の箱根駅伝でも脚光を浴びた、両角速の監督学。清治は100年に一度の逸材(上野・悠基は10年に一度)、上野は愛すべきバカ、悠基は優等生、村澤は仲間思いなどなど、両角さんの選手評がとても面白い。他にも、有力中学生の勧誘方法や外国人留学生に対する考え方にも触れられており、高校駅伝ファンならば誰もが楽しめるような構成になっています。4月から母校東海大で指揮を執られるのですね。長野県民としては残念ですが、この方をいち高校指導者にしておくのは日本長距離界の損失かもしれません。新境地でのご活躍を楽しみにしています2011/03/20
ねこまんま
1
高校の陸上長距離界の名門佐久長聖高校。日本を代表するランナーを出す多く輩出する高校であるが、個性の強い選手達をまとめる両角監督の観察力。今でこそ有名であるが、ゼロに近い状態から都大路の常連校に築き上げた話が知れて陸上ファンとして嬉しい一冊。100年に1人の逸材と言われた佐藤清治のこと、高校卒業後も両角監督のような指導者に巡り会えなかったのが残念でならない。今後も歴史に残る選手を育て続けて貰いたい。2020/08/13
sonohey
1
まさか高校駅伝の本を読む日が来るとは思わなかったがおもしろかった。高校のトップクラスは5㎞を15分切るそうだが 、個人的には3㎞15分を切りたい。2017/11/23
みこよし
1
名将シリーズと勝手にカテゴライズしている駅伝監督の本の中でも一番大好きで心に刺さる言葉がたくさんの一冊。環境を言い訳にするヤツはどんな環境でも言い訳する!とか、強い選手ばかりの実業団で何とかくらいついていくには、自分なら絶対出来るという自信と勝利への執着心を持って練習量を増やしていくほかない、とか。とにかく、陸上と関係ない分野でも心の支えになる言葉がてんこ盛りだった。選手を育てた話もたくさん知ってる選手の名前が出てきて興味深く読めた。特に、上野さんと悠基さんの、正反対なのに互いに尊敬し合って高め合う様子と2015/09/07
日下一正
1
駅伝に限らずだが、やはり、生活態度は重要なんだろう。昨年高校駅伝で準優勝した地元の倉敷高校も、とても生活態度に厳しいと聞く。人間力とは?高校生の頃に叩きこまれた厳しさは、その後の生き方を変えてくれるだろうな。あと、あのクロスカントリーコースが出来た理由が予想外だった(^ ^)2012/01/14