ドローンマン

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

ドローンマン

  • 著者名:妹尾一郎【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • イースト・プレス(2019/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781617763

ファイル: /

内容説明

ドローンと出会い、人生をリセットする旅に出た。

「笑いと涙が満載の胸躍る冒険譚かつ、真摯に自己と向きあったひとの再生の物語。
世界を新しい眼差しで見つめ直すことは、何度だってできるんだと心を揺さぶられた」
──三浦しをん(作家)


NHK『グレートネイチャー』で日本のドローン撮影の第一人者となった著者がはじめて描く、冒険と再生の物語。


ドローン(DRONE)=「無線で操縦する小型無人航空機」「蜜を集めてこない雄のミツバチ」「働いているふりをしている怠け者」の意

(あらすじ)
ある時ドローンを手にしたカメラマン妹尾(せのお)は、老テレビマン興(おき)と出会い、世界の大自然の神秘に迫る人気旅番組のドローンカメラマンとして抜擢される。女性ファッション誌の世界でそこそこうまく生きてきたつもりだった妹尾は、旅先での興の慈悲深い行動を目の当たりにし、次第に自身の軽薄さに目覚めていく。NHK『グレートネイチャー』で日本のドローン撮影の第一人者となった著者がはじめて描く、冒険と再生の物語。


(著者紹介)
妹尾一郎(せのおいちろう)
フリーカメラマン。1961年山口県宇部市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、マガジンハウスの女性誌「アンアン」でスチールカメラマンとしてデビュー。長年にわたりファッション誌を中心に幅広く活躍する。現在は、ドローン撮影のエキスパートとして、テレビ番組やCMの撮影も手がける。


【目次】

プロローグ
第一章 イラン
第二章 カナリア諸島
第三章 オマーン
第四章 シリア
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nazolove

14
日本小説と思いきや、海外旅行記といった印象。 個人的に思ったのは海外といってもやっぱり汚そう、大変そうっていう国はあるもので(失礼しました)僕は海外にはあんまり行かないようにしようと思った。(行ったら行ったで見聞も広まるのかもしれないけど) でも子供がこんな酷い目にあってると可哀想だな、なんて思ってしまう。 ただ今まで自分ものんべんだらりと生きてきたところもあるので、ある意味こういった過酷な所に行って色々経験するべきなのかななんて思った。(笑) 個人的には言うほどドローン出てこねえな、なんて思った。2019/06/17

gachi_folk

9
「やりたいことを探すのではなく、やらなくてはいけないことを探すのだよ」老カメラマンがアメリカ人の若者に語る。その若者はシャイなイラン人と仲良く並んで写真に写る。小うるさくなく、押し付けがましくないこの冒険小説を、10代の誰かに贈りたくなった。2019/04/26

Crystal.B

2
ドローン産業界には少々関わりがあって、手に取りました。空撮に目覚めてよかった的な内容かと思ったら、なかなかハードな人間探求でした。著者とは世代も近いので、バブルの空気を吸ってしまったいい年をした大人が、ついつい即物的な贅沢を求めたくなるというのがよくわかります。それだけに興さんの存在は大きくて、出会ったことでこんなに人生まで変えてしまうのかと感嘆の思いです。辛くても苦しくても、人としてするべきことをする人生、この言葉を心に刻んでおきたいです。2019/08/05

ソフィ

1
ドローン黎明期を見てきた方の軽いエッセイかと思ったらとんでもない! 実話ベースの小説(たぶん)で、この世界の矛盾や苦悩が、カメラマンである自分探しオヤジの目を通して真摯に描かれていた。特に難民の厳しい状況は、「映像にできなければ文章で伝える!」という気迫を感じた。2019/07/22

レモン

0
表紙を見たり帯を読んだりしたところ、軽い小説かと思いました。途中から全く異なる内容となって進んでいきます。非常に思い展開に何回か辛くなりました。しかし、時間がかかりながらも読み終えることができてよかったです。「人としてすべきこと」。このフレーズに出会えたことが私にとっては大きな収穫でした。2022/07/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13615706
  • ご注意事項