内容説明
日本語を教えるにあたって、日本語教師には「言語学」の知識が必要になります。「言語学」は日本語教育能力検定試験の出題範囲にも含まれ、中でもとりわけ難しい分野だと言われています。本書では、難しいとされる言語学の理論を、身近な日本語を例にやさしく解説します。
全7章からなり、各章の冒頭には「キーワード」のページを設け、その章で学ぶ用語をあらかじめ把握することができます。本文には、まとまりごとに問題「やってみよう」を収録し、問題を解きながら読み進めることで、理解を深められる構成になっています。さらに知的好奇心を刺激する「コラム」や「雑学のうんちく話」がやはり各章にあり、興味を持って楽しく学習を継続できる作りになっています。
目次
第1章 言語学のはじまり
第2章 音声学
第3章 音韻論
第4章 形態論
第5章 統語論
第6章 意味論
第7章 認知言語学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はづきち
7
電子書籍。最近言語学関係の本を読むのが再びマイブーム。 音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、認知言語学という構成で、豊富な用例でわかりやすく解説しています。「やってみよう」という演習で内容の理解度を確認できます。日本語教育能力検定の基礎的な勉強にはとてもよい本ではないかと思います。 音声学で調音のしくみを思い出せました。アナウンサーとか声優を目指してる生徒にアドバイスできそう。また、語用論と認知言語学の項を読んで、自分の卒論にはこういう視点が足りなかったのかも、なんて気付いたり。言語学面白いな〜2021/02/01
こたろう
2
初めて言語学にふれる人にとって、疑問点が1つもなく読み進められるぐらい、平易に記載された本。基本的な形態論、統語論などから、認知言語学までの流れと概要が記載されている。2019/07/03
へーずりつ
0
英語母語話者で、大学で言語学の専攻なんだから、俺にとって読みやすくておもしろい!2022/06/21
言いたい放題
0
図書館にない2022/05/28