内容説明
人気囲碁講師として活躍する、足立泰彦アマによる上達法をまとめた書籍です。
足立アマはプロに近い棋力を持ちながら、「囲碁を教えること」を仕事としており、何人もの初級者を有段者に導いてきました。
さらにその上達法や初級者が躓きやすいポイントを分かりやすくまとめたブログを長年執筆しており、文章力にも長けています。
まさに、「囲碁を教えるプロ」による初の著作。
1章では、上達の仕組みについて解説されています。
著者が教えた生徒の実例も交えながら、どのように上達をしていくのか、その過程や仕組みを紹介します。
「棋譜並べ」「詰碁」「実戦」といった代表的な勉強法の考え方や取り組み方も紹介しています。
2章は、身につけるべき知識の解説です。
基礎の基礎から実戦的なところまで、独特かつ丁寧な解説で、「これまでよくわからなかった・・・」という方でも、
スッキリと理解できるでしょう。
3章は次の一手問題で、これまで学んだ知識を確かなものにしていきます。
復習になりつつ実戦で使える形の知識になるよう構成されているので、是非挑戦してみてください。
初段を目指したい方、一歩上を目指したい方には是非、手に取っていただきたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GELC
13
時々囲碁を打っていたがあまりにも上達しないので、気合を入れて学ぼうと思い、いくつか上達法の本を読んだが、その中で最も参考になった。後半の良くない形や石の強弱についての説明もポイントが抑えられていて有用だったが、特に前半の「意識→反復→無意識」のサイクルの意識が特に参考になった。目的をもって実戦に臨み、あとからAIで検討することで(教えてくれる人が残念ながらいない)、ようやく練習が積みあがってくる実感が得られるようになった。このプロセスは、すべての技術習得で意識すべきことなので、良いタイミングで学べた。2024/04/27
訪問者
3
別に初段になるつもりもないが、内容は極めて分かりやすい。2020/08/23
junkoda
2
初段になるためと銘打っているけれども10級でも十分読めた。良い入門書。2019/04/23
ぼっこれあんにゃ
1
◯ ゴルフでいうレッスンプロのような、アマチュア指導者が語る勉強法。 特に印象的だったのは、「何を学ぶべきかを考え、それを身につける」という考え方。説得力があり、初段を目指す勉強法を伝えていた。 これまで漠然と棋書を読んだり詰碁を解いたりしていた人が、なぜ強くなれないのか? 囲碁では序盤・中盤・終盤、それぞれで攻めと守りのバランスが求められる。自分の得意を伸ばすのか、弱点を克服するのか——目的を持った学びが大切だと説いていた。 実戦でも、この指針を意識しながら学ぶことが上達につながるとのことだった。2025/03/03
けい
0
むずいっすわ2019/08/02
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