文春新書<br> 天邪鬼のすすめ

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文春新書
天邪鬼のすすめ

  • 著者名:下重暁子【著】
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2019/05発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166612154

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内容説明

「壮大なまわり道の中で研ぎ澄ました私の感性……頼れるものは、それしかない」
不安の時代を生き抜くヒントに富む、
ベストセラー作家の自伝的エッセイ

厳格な軍人家族に生まれた著者は、敗戦によってすべての価値観が根底から覆ってしまう。凛として「恥を知る」ことを説いた父が、戦後は見る影もなく落魄。そのくせ世の中が落ち着くと、徐々に昔の価値観に戻っていく……。そんな父と、暁子は確執を深める。家の中はぎくしゃくし、母とも心が通じなくなっていく。

また、結核を患ったせいで、幼い暁子は長期の入院を強いられた。外で遊ぶこともならず、彼女はおのずと自分自身に向き合うようになる。敗戦と結核、これが原点となった。

家族と離れて自由を謳歌した高校・大学時代。NHK入局後、野際陽子との出会いで悟った「私は私」という境地。そして、ある音楽家の男性との運命的な出会いと大失恋。さらに、パートナーを得た後にも暁子に影を落とす父と母の存在……。

波瀾万丈の来し方を振り返りながら、著者はあるヒントを投げかける。「天邪鬼」であること。そして「おめでたさ」を失わないことの大切さ。挫折と思えたものを逆転してこられたのは、天邪鬼とおめでたさがあったからこそ。

自分で考え、反骨を忘れない。自分で食べる。自分で決める……その大原則さえ守っていれば、人は自由に生きることができる。切れ味鋭く、かつ滋味深い著者の言葉は、不透明な時代を生き抜くための力を与えてくれる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モンティ

2
感想は何となく… それにしてもバリバリに生きてる感じがして羨ましい限り…私もしたいことはてんこ盛りにあるけれど、なかなか時間が取れないのが実情…そろそろ自分だけのために時間を使う頃になったのではないかと考え中…遅いということはないとあったけれど、やはり年相応の分別も必要なので、バカなことをやってしまって、故障しないようにと自重も必要ですよね。自分の体との対話を欠かさずにその中でフルに行動したいなあ。2019/12/10

チャック

2
自伝。下重氏は自分が確立している人で、天邪鬼ではないと思う。近くにいたら近寄りがたいかな?案外とそうでもないかな?2019/09/12

sakase

1
自伝。「自分で考え、反骨を忘れない。自分で食べる。自分で決める」2019/06/19

ドラ

0
自伝ぽっいエッセイ 天邪鬼というタイトルに惹かれて読み進めていたがあまり天邪鬼感はない笑 戦後のところなどは面白かった2019/11/27

みみ45

0
天邪鬼。。の単語に惹かれて読みました。 下重さんの本を読むのは初めてで、アナウンサー時代も知らなかったのですが、生い立ちや仕事について興味深く読みました。大佐の娘という立場での戦後はつらかったんですねえ。 ただ全体を通して、そんなに天邪鬼とは思えない人柄に感じました。2019/09/07

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