朝日新書<br> 結婚不要社会

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朝日新書
結婚不要社会

  • 著者名:山田昌弘【著者】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 朝日新聞出版(2019/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022950208

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内容説明

「愛と経済の単位」である近代的結婚はかくも矛盾に満ちている! 若年世代の格差化、保守化、世間体──欧米とは違うかたちで結婚不要社会になりつつある日本社会を徹底的に分析し、あるべき未来のかたちを提示するホンネの社会学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

32
結婚とは何かを社会学的に分析されている。なぜ結婚することが社会的に求められるのか。お互いのカップルが一緒にいたいと思えばいいだけのはずが、制度となることで感情だけでは難しくなる。性的営みも含め社会性が帯びてくる。著者の論理にすべて同意はできないが考えるところは多かった。2019/11/24

ステビア

22
日本は親密性すら不要な社会になりつつある2021/10/17

karutaroton

19
やっぱり、日本人は世間体気にし過ぎか。世間体の英語、調べたらpublic imageだったけど、ちょっとニュアンスが違うような。告白文化が恋愛の活発化を妨げている、おこづかい制のためフェミニズムが浸透しにくい、ての、面白い。私もむしろ、おこづかい制の時は搾取されてると思ってたなー。労働環境における男女の不平等とか、背景は色々あるんだろうけど。2020/06/29

まゆまゆ

15
男性にとって結婚はイベント(スタート)であるのに対して、女性にとっての結婚は生まれ変わり(ゴール)である……近代社会から始まったこの結婚の概念は今も変わっていないが、経済情勢が大きく変わったことで、いつでもできるという認識から結婚自体が困難という認識へと変化した。結婚は生活と心理的に充実をもたらすと考えられていたが、相手に代わる様々なサービスの充実によって、結婚しなくても満足という社会が出来上がりつつある。2019/07/31

Yuichiro Komiya

15
著者は今と昔では結婚の意味が変わってきているとし、年々結婚に対するハードルが上がってきているという。もともと高度成長期以前は、夫婦の役割も画一的で、妻は家事育児、夫は仕事のみが、近代社会ではお互い引かれ合う、かつ経済的にも満足できるパートナーが必要となった。それに加えて社会の変化により、そういうパートナーを見つけるのが年々困難になっていると。また、特に日本では、結婚する必要性も年々減ってきていると説いている。2019/05/26

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