内容説明
歴史は「理系」の視点で読み解くと、思いもよらない発見がある! 人類史の奇跡といわれる日本の近代化の基盤をつくった江戸の都市設計力、最先端のハイテク高層建造物・東京スカイツリーが手本にした1300年前の法隆寺五重塔の耐震建築技術など、縄文・弥生時代から現代まで、歴史を変えてきた日本の理系力、世界をリードしてきた日本の底力が明らかになる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
20
本書で得られた知見は次の4つ。…①「詰まらない」の語源には詰め込むことを美徳とした日本の遺風がある。②「不細工」の語源には細工をすることに強い拘りを持った日本人の行動様式がある。③政権が数学を囲い込もうとするのには、権威面と権力面2つの理由がある。権威面とは正確な暦の作成であり、権力面とは徴税・土地測量の技術だ。④隅田川の氾濫に対処するため、西岸・浅草寺側に遊郭を移転させるとともに桜並木を造成した。人の往来で西側の堤防を堅固にするためだ。… あまりに駆け足で論が進み、不細工なことこの上ない一冊である。2019/05/10
いいちゃん
7
心柱は誰か1人の天才が思いついたのかなー。どんな人だったんだろ。家康がいたことで、日本は今の日本になったんだな…。彼の治世能力を今までいまいち認識してなかった。2019/06/06
Mark X Japan
5
あまり知られていない,技術の日本史です。これまでの栄光は分かりましたが,今後も継続できるのでしょうか。☆:4.02019/05/06
Jimmy
3
「地形」で解ける、シリーズが抜群に面白かった竹村さんですが、本作はまあやっつけ感がちょっと。面白かったのは奈良盆地が洪水で土砂崩れで栄えた、がへーっ!だったぐらいかな?2019/05/17
にんに子
2
ちょっと思ってたのと違った。日本人はロボット、小さくする技術が得意ってのは納得した。2022/09/22