内容説明
こんなによく分かる! そして面白い!
日本人なら知っておきたい日本の歴史・神話の故郷
編纂1300年を超える古事記の謎を解く!
本書は三十五年以上も前に書いたもの、つまり一種の「若書き」である。しかし今回、丁寧に読み直してみたが、内容を変える必要のあるところはなかった。この本が最初に出た時の週刊誌の書評に、「危険な本だ」という主旨のものがあったことを覚えている。その頃はソ連瓦解以前であり、国連を批判したり、憲法を批判したり、南京大虐殺説を批判したりすると、議員や大臣も罷免されたものだった。たった三十数年前の話だが、今昔の感に堪えない。その頃に書いたものでいまも変える必要がないのだから、今後も変える必要がないのではないかと自分の「若書き」を読み返した次第である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田山河雄
2
本書の前身は、平成24年(2012)に、昭和51年(1976)に出版されたものを再度刊行された書籍と云う。ところが著者の渡部昇一先生が平成29年(2017)にお亡くなりになった後、余りの好評振りからか、平成31年(2019)3月に再〃度の刊行となった書籍との事。知の巨人と称されるのも、成程、もっともな事だと感嘆しきりでした。しかも面白く引きつけられます。小生の日本書紀の読み方がいかにだらしのないものであったか、恥ずかしいばかりです。しかしそう肩ひじ張らなくても楽しめたのは、やはり先生の力量なのでしょうね。2019/05/14
ほやほーや
1
読み解いている感覚がある。なかなか自分では選ばない分野の本だったから興味深かった。worldの語源は知らなかった。2022/03/08