内容説明
平均月収3万円。アフリカ・キンシャサには一世を風靡したサプールより厳しい環境下にもうひとつのサプールがいた。彼らは内戦が止まない地域でヨウジヤマモトに身を包み、文字通り全財産を投じてファッションで自由を表現する。実態に迫る写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
NHKのドキュメンタリーで見て以来、家族でファンなコンゴのファッショニスタ・サプール達。ここではキンシャサのサプール達の中でも特にヤマモトヨウジを好んで着る一派をとりあげている。国民服を強制した独裁政治下に、ヨウジに身を包んでいた音楽家がいた。だから、彼の服が平和の象徴でもある…その感覚に感動した。ファッションが誰のためにあるものなのかを考えさせられる。面白かった。2019/06/27
中田俊輔
12
最後の本の感想、写真だけなんですけけど「月収3万円なのに、ほぼ全財産を洋服につぎ込む」 「服が汚れるから争わない」 内戦の続くコンゴ民主共和国の地で、このようなマインドを持ち続けるサプールなんですけどデザイナー・山本耀司さんが好きで“Yohji Yamamoto"のタグを見せつける写真があり本当に好きなんだなって思います。
トドロキ
2
サプールの格好良さを存分に知ることができる一冊です。 伊達男や傾奇者といった言葉が似合う彼らの文化は絶対に消えないでほしい。 そして私もキメキメでコンゴに行って、一緒に写真を撮りたいな〜★★★★☆2024/01/14
TAKAMI
2
サプールといえばビビットなカラーリングでコンサバな着こなしという印象がありますがそれはプラザビルのサプールだそうで、キンシャサのサプールはヨウジヤマモトをバシっと着こなしているそうです。ヤバい写真集でした。2020/01/30
雑食読み
1
めっちゃダンディでカッコいい コンゴのオシャレな男性はおしゃれだけじゃなく生き方もカッコいい2020/01/20