内容説明
友だちはいますか? 自分がちっぽけに思えることがありますか? ――つらさ、寂しさと上手に付き合う方法教えます。“こころ”は扱いにくくて、でもあなたがあなたであることの証でもあるのです。個人心理学の創始者・アドラーの名著をまんが化。お互いを信じられない、絆がなくなってしまいそうな、ある家族の再生の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlyuke
48
なんとなく再読。アドラーが劣等感に注目して劣等感をテーマにした心理学者だったということが理解できた。改めて読んでそれならアドラー心理学を学んでみるのも悪くないと思えた。 劣等感とは自分の人生の前半にとても強く持っていたもの。アドラーが考えたことはこのマンガからある程度読み取れたが感情的に理解できると思った。余裕があれば本の最初に出ている参考になるアドラーが書いた本を読んでみたいと思った。2021/04/06
Carlyuke
42
講談社まんが学術文庫の存在はある時に気づいた。タイトルが面白く, 興味を引いたので読んでみた。アドラーは名前は知っているし, 最近関連本が出て読まれている。これまで読んだアドラー心理学入門のような本のことはあまり覚えていないが, この本は分かりやすかった。特に印象に残ってなるほどと思ったのは子供の頃の記憶の捉え方だ。それが本当かどうかよりその当人の記憶が表すものを重視する。ある意味では認知の歪みを気付かせるということか。 個人が持つ特性を重視して, 自分の道を生かすという部分もすんなり受け入れられる 2019/09/14
tori
15
アドラー心理学をまんが学術文庫で。 このページ数なので仕方がないが、家族再生の流れがコンパクトにまとまり過ぎていて多少納得できなかった。 アドラーの言葉や思想を知る目的ならばまとまっててわかりやすく、原文を読むきっかけになる。一人強い意志を持った真っ当な人がいると周りの人が良い方向に向かっていくのは素敵。あれこれ書いてしまったが全体的には好きです。2020/06/22
しろくま
12
勇気がもらえる気がしました。人は皆、人生を有意義に生きたいと思っている。力を持っている、前に進めると思うことができます。その勇気が自分にはあるかな!?仕事に追われている自分に、この本は読みやすくてよかったです。2022/08/16
daidainngo
11
アドラー心理学に興味があり、書店にて手に取る。さらっと読めるので読みやすい。しかし、内容は家庭崩壊しかけている家族をアドラー心理学を駆使する謎の家政婦が救うというもの。登場する家族一人一人がさまざまな課題を抱えているのだが、まるで自分の家族をモチーフにしたような人物像だった。親近感がわいて、怖かった。自分の劣等感とどう向き合うのかが重要なテーマ。心に留めたい。2019/06/03
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