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内容説明
交渉決裂、会議紛糾――完璧な論理と言葉で臨んでも、自分の意見が通らないのはなぜ? コミュニケーション学の専門家が解説する、言葉だけに頼らない説得力、交渉力、会話力。
目次
第1章 不透明性とのせめぎ合い
第2章 説得すること、されること
第3章 トラブル発生
第4章 パワーと人間操縦法
第5章 フェイスワーク
第6章 非言語コミュニケーションによる駆け引き
第7章 リスニング―「聞く」と「聴く」
第8章 「違う」から通じない
第9章 リーダーシップとコミュニケーションの関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
41
個人的にコミュニケーションの問題で悩むことが多いので、手に取った。パターン化できないやりとりもたくさんあるとは思うけれど、よく「聴く」ことで相手の意図するところを理解し、その場その場に応じたレスポンスができればよいな、と思った。2015/04/15
のり
18
実に面白い内容だった。コミュニケーションは言葉のキャッチボールと言われるが、この本ではボールの投げ方、受け取り方、さらにはボールを使わない方法が紹介される。そういったキャッチボールのやり方や種類を論理的に解説してくれる本。この本ではボールを使わない"察し型"の方法を重点的に解説しており、特に周りの視線などを強く意識する日本人では"察し型"を強化しないといけない。話が通じないという壁にぶつかった場合、言葉意外の目に見えない非論理型の壁に気がついて解決していくことが重要である。2014/09/27
扉のこちら側
17
再読。2014年353冊め。2014/04/24
扉のこちら側
17
初読。コミュニケーション術よりは文化論に違い内容で、スキルより知識を得るためといった感じ。2013/01/02
武井 康則
8
話が通じないのは、表現が悪い、相手の理解力がない場合もあるが、副題にあるように、「非・論理」。論理の問題ではなくバイアスの問題だ。本書ではどんなバイアスがあるかを列挙し説明している。まさしくバイアスである知覚の他、感情、文化、環境、他に知性と表現。ただ、章ごとに参考文献が記されているが、英語の論文なので参照できない。まさしく列挙なので本書だけでは解決に至らない。索引もない。書かれただけに終わっているか。個別に興味ある項に自分で検索し深めるしかない。2020/05/18