電撃文庫<br> 三角の距離は限りないゼロ3

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電撃文庫
三角の距離は限りないゼロ3

  • 著者名:岬鷺宮【著者】/Hiten【イラスト】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • KADOKAWA(2019/06発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049123869

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内容説明

文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから……。
 華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。
 もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がる――。
 僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むっきゅー

55
春珂の告白により、タイトルに偽りなしの三角関係が始まった。秋玻が既に彼女であるため、春珂の告白を断る矢野くんであったが、意識しすぎるあまり、二人ともとギクシャクすることに。文化祭回であり熱い展開でしたが、今巻は何と言っても、矢野くんにコミュニケーションスキルを伝授した霧香ちゃん登場に尽きる。彼女の存在が、秋玻にある決断を促す。ちょっとこれは切ない展開になる予感大だよ...。2019/05/20

よっち

49
恋に落ちた矢野と告白したもう一人の彼女。文化祭実行委員になった二人が、かつての矢野を知る庄司霧香と出会う第三弾。関係を変えようとする春珂と、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた矢野、そしてかつての矢野に戻そうとする霧香。彼女の言動は反発を招く一方で、否が応でも繊細で不器用な彼らの関係に影響を与えずにはいられなくて、文化祭を通じて変化の兆しを見せた彼らが、それぞれ突きつけられた問いにきちんと向き合おうとしたら、やっぱりそうなりますよね…切なくもどかしい三角関係がどうなるのか早く続きが読みたいです。2019/05/10

まりも

48
かつての矢野を育てた後輩との再会、春珂との微妙な距離を描くシリーズ第三弾。ドキドキして、ハラハラして、ワクワクして、そして最後にびっくりする。こんなにも心がかき乱されるなんて本当にズルい。こちらの期待をはるかに上回る恋模様に夢中になってしまった。これはただの神回じゃないか。矢野、秋玻、春珂の3人の揺れる想いが学園祭の熱と共に昂まり、そして臨界点を超えた感情の揺れと共に物語は新たなステージへと向かう。本当の意味での三角関係となった以上、これまで以上に読者の心を惹く物語になるのは間違いないだろう。楽しみだ。2019/05/11

中性色

41
夏の大三角形。話としては文化祭と後輩回なんだけど、結果的に言えば最後の展開のための下ごしらえといった具合か。そのためにというか、霧香も悪いのかどうかというより、よくわからんまま終わったといった感じだしなぁ。そういう意味では次からは第二部といった具合になるだろうし、展開的には楽しみか2019/05/13

まるぼろ

39
さて今巻は文化祭のお話。春珂の告白からの一環で文化祭実行委員をする事になった四季と秋玻と春珂の三人だったが、共同開催校からの実行委員はかつての四季を「育てた」庄司霧香で…と言うお話です。霧香については正直毒がありすぎて余り好感は持てませんでしたが、今までの関係を引っ掻き回す存在としてはとても良かったのではと思いました。自身のあり方について大分悩んでいた四季ですが、今後どういう風に向き合っていくのか、次巻以降も気になります。そして、春珂への罪悪感に悩んでいた秋玻も→2020/01/29

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