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内容説明
イノベーションを解き明かす! インターネットを基盤とした情報技術が、あらゆる分野の産業に新しいイノベーションを起こしている。本書は、これらの背景を歴史的変遷と技術的変遷の両方から紹介する。特にその中核となるデジタル・イノベーションやデジタルプラットフォームについては、単なる技術の視点だけでなくビジネスと技術の両面から本質を解き明かしており、また、イノベーション・モデルの転換やプラットフォームの役割についても、技術基盤としてのソフトウェアとビジネス思想としてのオープン&クローズ戦略という、2つの視点から解説する。ドイツのインダストリー4.0をはじめとする各国の動きにも触れており、産業政策などに関心のある読者にとって有意義な1冊である。
目次
第1章 デジタライゼーションの時代 第2章 ソフトウェア技術の進展 第3章 サービタイゼーションとプラットフォーム 第4章 イノベーション・デザイン 第5章 各国の動き―IoT推進の「場」― 第6章 先進的な企業の取組み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
17
そもそも、製造業の生産性が低いことを改善する必要性を中心に据え、その中で従来のモノ発想のデザインからサービス発想のデザイン設計にニーズが遷移していることをアメリカはいち早く察知して、対策していたことが分かります。モノ中心のGD-Logicからサービス中心のSD-Logicに転換し、サービタイゼーションの発想を生み出し、テクニカルプラットフォームからビジネスプラットフォームに発展し、サービスの源泉となるソフトウェアを牛耳っていき、ひいてはプラットフォーマーを寡占するに至っています。2019/05/23