さる先生の「全部やろうはバカやろう」

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さる先生の「全部やろうはバカやろう」

  • 著者名:坂本良晶
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 学陽書房(2019/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313653672

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内容説明

ますます教師の仕事の仕事量が増し、過密化する中で、
本当に成果を上げるために「教育の生産性」を上げよう! 

本書は、Twitterに現れるや否や、爆発的にフォロワー数を増やした
インフルエンサー さる@小学校教師こと、坂本良晶教諭による初の単著。

働く時間を減らしつつ、子どもを伸ばす「教育の生産性」向上の実現。
そのための思考法、仕事術について凝縮された一冊。

本著は、あれをしましょうこれをしましょうの「足し算の強要」をするものではなく、
全部やろうはバカやろうという「引き算の提案」をするものである。

目次

1章 教育の生産性を上げて5時に帰るために!

そもそもどんな考え方で仕事をしていますか? 16
ただ頑張るだけでは悲劇が待っている! 17
非エッセンシャル教師の失敗を読み解く 20
「全部やろうはバカやろう」 23

2章 最大成果を生むための最適解を導き出そう!
 
「価値ある仕事を選ぶ」ことを選ぶ 26
教育の生産性の計算式とは? 28
するべき仕事を4つに仕分けしよう 30
本質的な重要度の高い仕事はどれか? 33
D領域 完了思考ゾーン 時間対効果で考えよう 34
C領域 自己満足ゾーン 成果につながるか? 35
B領域 マストゾーン 本質的に重要な仕事か? 36
A領域 完成思考ゾーン ここにこそ力を注ぐ! 38
業務カイゼン 組織の生産性を上げる 40
無駄な仕事は根元からぶった斬る 41 
生産性は金で買える 44
仕事を消し去る 46
歩むべきは、さるの道 49

3章 まずは自分の生産性を上げよう!

無理だという決めつけとサヨナラしよう 52
トヨタ式を学校に 54
効率化とは、主作業の比率を最大化すること 55
学校の5S(整理・整頓・清掃・清潔・仕組み)を実装しよう 57
意識高い系主婦に学ぶ色別収納法 60
とっ散らかったパソコンは生産性向上の大敵! 61
「紙々との戦い」を制す者が学校を制す 63
紙々との戦い(1) 職員室のデスク編 64
紙々との戦い(2) 教室編 66
紙々との戦い(3) 掲示物編 67
紙々との戦い(4) ワークシート編 69
紙々との戦い(5) オススメアイテム編 70
テスト最強メソッド 45分で全てを終わらせる! 71
丸つけの生産性を極限まで高める 77
子どものやる気にブレーキをかけるな 82
辞書登録で、校務パソコンをもっとカシコく! 83
ショートカットキーを駆使しよう 84
そうだ、赤ペンを持っていこう! 86
花丸をするのはもうヤメにしよう 87
固定観念を捨てよ 88

4章 時間に追われるな! 手懐けろ!タイムマネジメント術

短期的タイムマネジメント ~45分のデザイン~ 93
学級チームビルディングがカギ! 93 
瞬間瞬間の最適解を見出し続ける 98
中期的タイムマネジメント ~1日のデザイン~ 102
朝は頭を、夕方は手を使う 103
逆算思考で集中力を上げる 104
15分パッケージで仕事密度を上げる 105
長期的タイムマネジメント ~1年のデザイン~ 106
グッバイ「自転車操業」 107
傷みやすい「生もの仕事」は早めに処理しよう 109
保存のきく「乾き物仕事」はまとめて処理しよう 114
1年というお仕事サーキットを4月に改修しよう 116
潜在的タイムマネジメント ~時間を発掘する~ 119
結論は5秒で出そう 119
ダメそうなことにそれ以上時間をかけない 121
エッセンシャル会議化のすすめ 122
計画をいつも頭の中に 123

5章 ルールを知る者だけが勝てる「学級経営オセロ」!

角さえ押さえれば後で何とでもひっくり返せる! 128
学級経営オセロの特殊ルールとは? 129
「2割のイレギュラーが8割の仕事を生む」 131
1つ目の角「授業」 132
教材研究の生産性を上げる~車輪の再発明をしない 134
2つ目の角「子どもとのコミュニケーション」 135
北風と太陽 正しい戦略で関係をつくる! 136
なぜなぜ分析で、子どもに寄り添う 143
最小エネルギーで最大成果を発揮する状態に 144
ただイライラをぶつける行為になってないか? 145
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

118
何でも全てやることが未だ美徳とされる旧態然とした学校の仕組み。それを「エッセンシャル思考」で一刀両断! 数多ある学校の"働き方改革本"のなかで一番具体的で、やってみたくなる感、やれそう感が高い一冊です。自己満足や自己顕示、見栄や見映えにこだわり時間をかけることこそが「子どものため」というナンセンスから離脱できない教師、そのナンセンスにすら気づこうとせずひたすらサービス残業に勤しむ教師の、いかに多いことか。教師の意識改革は確かにここ数年で進みはしました。しかし未だ道半ば。この決定版、是非お薦めしたいです。2023/06/03

boo

17
すごい題名ですが、まぁわかります。やろうと思えばいくらでも仕事は湧いてくる。どこまでをどのようにしてやるか。他の職業と同じように対効果を考えて成果を上げるための方法を考える必要がある。ベストを模索しながら子どもに返らない事務仕事はベターでもいいんだよなぁと感じました。見栄よりも子どもだな。そして、自分の家族も大切にしたい!と言いつつ今年も運動会は見に行けそうもない…(T . T)2020/05/22

しろくま

16
子どもたちも自分もハッピーに過ごすためにはどうしたらよいのか。「教育の生産性」について考えました。確かにすべてを完璧にやろうと思ったら行き詰まるのは当然。動物界のチーターやライオンを見ればわかるというのは、とてもわかりやすい例えでした。持ち帰ってやる仕事をいかに減らし、授業時間にできるかというのも大事な視点。テスト返しと直しまでを45分間内にやってしまうといいですねぇ。所見も学期末にまとめずに日々やっていこうと強く思いました。新年度からすぐに実践したいことばかりでした。2020/03/28

ガミ

11
公立小学校教諭による学校での働き方の効率化(全部をやろうとせず、生産性を上げる取り組み)を本人の経験をもとにまとめた書です。隙間時間をいかに有効に使うか、仕事一つ一つの重要性をしっかり判断することがカギになることが主でした。何かしら少しずつ仕上げていけば早く仕事を終えられるのも効率化のヒント。これについてはクリアできているかなと自己分析しました。エクセルの使い方はさわりについて触れていますが、そこからさらに自分で学べば、大いに役に立つと思います。2021/10/19

Ayakankoku

10
例えが個性的で一気読み。ワークライフバランスではなく、仕事とプライベートをグラデーションしていく、ワークアズライフという考え方を初めて知り、とても素敵だと思った。仕事と趣味が重なる私にとっては特に共感できる考え方であった。そうすることで、筆者が語る「20パーセントの余裕」が生まれてくるのだろうなと思う。その他にも、組織における自分自身の市場価値を高めたいならば、一つ飛び抜けて尖ったものを作っておくことが大切という部分が心に響いた。時折読み返して、刺激を受けたい1冊。2019/04/08

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