内容説明
大手不動産会社で専務に命じられ五十人の首を切ったあげく、自らも解雇された田中辰夫。四十九歳の失業者に再就職の道は厳しい。息子の雅人は就職したシステム会社にさっさと見切りをつけ、同級生の相棒とネットで起業をめざしていた。遊んでいるようにしか見えなかった息子も、世間の荒波と格闘していたのか。それを知った父も、大手にはできない新たな不動産サービスを見いだそうとしていた。父と子の再建物語。TBS日曜劇場「集団左遷!!」原作で話題の江波戸哲夫のリストラ再建小説!(『起業の砦』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
7
リストラの責任を取って辞めた父、就職した会社をそうそうに退職した息子。最初は相容れない部分もあったが、と続いていく。互いの知らない部分がクローズアップされていくに従い、その態度も変わっていく。こういう展開は好きだ。2019/06/03
nyanlay
5
バリバリの企業小説とは少々異なり、親子の話も絡んで、面白く読めました。2019/12/16
のりひろ
2
この著者では最も良かった。筋トレも毎日続ければ筋肉がつくと。 しかし、最近は黄昏研修、役職定年からの展開の話を手に取ってしまうことばかり。2023/12/27
shinsaku224
2
起業の感覚が何となく理解出来た。特に気張らず、自分の信じた道を貫く事によって道は開けるものなんだな~と!2023/03/01
ひでのすけ
2
起業していいものを作ったりしても、それが世間に広く売れるとは限らない。ホント、運もかなり必要だと思う。あとは軌道に乗るまでの資金繰りも大変だし、考えるだけで疲れてしまいます。主人公の田中辰夫や息子の雅人もまだこれからだけど、とりあえずいい船出ができてよかったよかった。2020/12/14
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