内容説明
百年に一度と言われた金融危機リーマン・ショック。長引く低金利と経済のグローバル化で傷ついたメガバンク。銀行マンたちも懸命にそれぞれの道を模索していた。超富裕層のオーダーに応えてみせるプライベート・バンキングの旗手・高梨勝。子育てに奮闘しながらも顧客から逃げない新宿西支店のフィナンシャル・アドバイザー南野治子。この国に誇りを取り戻すため、金融動乱に立ち向うバンカーたちの奮闘を描く白熱のビジネス小説! TBS日曜劇場「集団左遷!!」原作で話題の江波戸哲夫が新時代の銀行マンたちを描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlos
32
読むのに随分時間がかかってしまった。池井戸さんの作品と比べたら情景があまり浮かんで来ず。2025/06/22
4丁目の父ちゃん
9
リーマンショック後の銀行員たちの小説。22章にわたり各章ごとに楽しめゆっくり読むことが出来た。そのため、登場人物を忘れて読み返すこともしばしば。製造業の現役時代からサービス業のアルバイトを体験し、顧客が喜んでもらえる仕事(サービス)が少しばかり分かる様な気がしてきた。南野治子さんの様な顧客に対する誠心誠意のサービスが出来るFAばかりでしたらね。南野さんと上司の寺村さん、エピローグで、お幸せに。2020/05/04
まつうら
6
ジャパン・プライドという題名にひかれて手に取った。高梨、寺村、三上という銀行同期生の3人が絡まった展開は、池井戸潤の半沢直樹シリーズを思わせるが、そこまでの緊迫と躍動感は感じられない。 なぜこんなに平坦なストーリーなのだろうと、他の人のレビューを見ていたら、大きな悪役が出てこないからだと気がついた。悪役って大事だ。
snakedoctorK
5
新入社員のころ、専務に 「日本は製造業では世界のけん引者です。金融でもそうありたい」と申し上げたら、「既に日本のバンク世界のトップバンクに名を連ねている」とたしなめられた。その後ジャパンプレミアムも発生したし、金融のトップとは言えない状態だった。 そんなことを思い出した。2019/07/28
のりひろ
3
日本,日本人,頑張ろう!という内容2023/12/03