ビッグコミックス 幇間探偵しゃろく（２）

著者名：青木朋【著】/上季一郎【著】

小学館（2019/05発売）

• ISBN：9784091840493

内容説明

酔いどれ探偵のミステリー漫画、待望の続編

東京・向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画の第2弾が登場！

　時代は昭和初期。“不良”幇間ながら天才的な頭脳の持ち主の舎六と、日本橋の大商店「和田宗」の次男坊・宗次郎の“迷”コンビが、次々に起こる難事件を華麗に解決していきます。
　田舎から二人手を取り合って出てきた舞妓が辿る過酷な運命を描いた「鳥兜」、密室にいた女給が忽然と消えたトリックを舎六が暴く「陽炎」、百物語の最中に死んだ男は、本当に幽霊に取り殺されたのか・・・！？　血も凍る「百物語」など、「日本版ホームズ＆ワトソン」が大活躍する珠玉の8作品を収録した待望の第2集、とくとご覧あれ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[十六夜（いざよい）]

昭和初期を舞台に太鼓持ちの舎六が事件を解決するシリーズ。最近の推理物と少し違い、動機や背景が複雑なものが多い。百物語の話が一番物悲しくて印象深い。

2015/01/24

[駒場]

一話完結なので「本格ミステリー」とは言い難いが、軽い気持ちで読めるし、何より大正～昭和頃の風俗描写がうまく、粋なので、その時代が好きな人なら楽しく読めると思う。相変わらず若旦那は頼りないが人がよくて可愛らしいです

2011/08/31

[かー]

１巻で表紙買いをして、¨う～ん¨と思いながらも結局２巻を購入。今回は前巻よりも楽しめました。人が死にすぎだと思ってしまうのは普段このジャンルを読み慣れていないからだろうか・・・。次巻も買います。

2011/09/19

[ハルマル]

ぼんやり和田宗次郎の推理に見せかけて名推理をする舎六。ほとんどがほろりとした人情モノだが、「百物語」は容赦なし。冷たい読後感を狙ったのかも。

2017/09/04

[ぐっち]

１巻に続けて～。松茸と鯉のぼりが割と好き。最後の話とかは何ともやりきれない。

2011/10/15