内容説明
もっと気楽に生きられる。
ちょっとしたことが気になってしまったり
イライラや不安にさいなまれてしまったり
怒りや悲しみで眠れなくなってしまったり…
繊細で悩みがちな人は、この世で生きにくさを感じてしまいます。
この本の著者も、以前はそんな人間のひとりでしたが
今は、心を整え穏やかな生活を営んでいます。
それは「ゆる仏道」のおかげ。
「なるようにしかならない」
「苦も楽も、いずれすべて終わる」
「今をせつに生きよ」
そんなブッダの教えを、ゆるっと生活に取り入れることで
心が和らいで、気楽に生きることができる。
そんな、宗教というよりも「気楽に生きる心の整理術」としての仏道。
お寺の住職と尼さんのひ孫である著者が
仏教用語をまじえつつ、マンガでわかりやすく紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
24
仏道のゆるいコミックエッセイ。ただゆるく描かれていても内容はやっぱり難しく感じられました。西遊記の「三人の供は三毒」は初耳。あと「今を楽しめ」をピックアップしてメモります。2021/05/26
chatnoir
17
著者の祖父と祖母が仏教関係者だったらしい。一般の人よりはずっと身近だったのだろう。宗教というよりは平常心?を保つための方法的な案内だった。内容的には仏教由来の言葉がすっかり定着しているのが面白かった。あと、西遊記のお供は三毒を暗示していたのか...そうか~。2019/06/16
多津子
10
悩みがちな人が仏教の教えをゆるく取り入れながら考え方を変えていこうとする本。般若心経のざっくり解説もあり面白かった。ひとつひとつは当たり前のことだけど、マイナスになりがちな思考を変えるには参考になるかもしれない。自分の場合はブッダ先輩を聖おにいさんの染谷将太で脳内に召還すると効果が高いかも。とりあえずイライラするときは呪文のように六根清浄と唱えることにする。2021/10/31
ichigomonogatari
10
この本を読んで、仏道に救いを求められるかも、という気持ちになった。それも結構真剣に。人生はなるようにしかならないのだから思い煩わず今を生きる・・まだ来ぬ未来ばかり心配していると自分がダメージを受けるだけ。わかっているけどやめられないのだが、仏様のお慈悲にすがって楽になりたい、なれるのではないかという期待がわく。マインドフルネスとは仏教用語「正念」の英訳だったことをこの本で知った。2020/06/26
ozoz
7
ゆるめる。その言葉も悟りの一つ。諦めるという字も、悪いイメージではなくなりました。知識を押しつけない、程よい距離のあるコミックエッセイ。2022/04/03