内容説明
人間や動物における触れ合い、温かい/冷たい、痛みやかゆみ、性的な快感まで、目からウロコの実験シーンと驚きのエピソードの数々。科学界随一のエンターテイナーが誘う触覚=皮膚感覚のワンダーランド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
73
科学界随一のエンターテイナーという謳い文句…実績。確かに面白いが、平明とまでは言えない。あるいは自宅で読んだほうがよかったか。 注釈が詳細極まり、本文もだが、少なくとも邦訳されている注釈は見逃せない。 著者は神経科学者であり脳の研究者で、主に記憶のメカニズムの研究に取り組んでいる。だが、触覚の研究者ではない。一般向けの解説にも力を入れているとか。2022/05/15
佐島楓
59
無痛症などの異常な触覚の病気の症例が記述されており、戦慄しながら読んだ。薬剤投与で治療が可能らしいが、このような病気にかかる可能性もあるのか……。2019/04/04
やいっち
47
(前略)触覚は、性的触れあい戯れに見られるように、極めて総合的なもの、人間(に限らず)の感覚の基本そのものだ。分かったことも膨大だが、分からないことも多々あることも事実。奥行きは深い。触覚は分かったようで分からない世界。だからどれだけ探求しても果てることはないだろう。難解な部分もあるが、楽しんで読むことが肝心だろう。2026/05/18
Vakira
40
「幸せ、それは痒いところ全てに手が届くこと」byオグデン・ナッシュ(ニューヨークの詩人)。人間の5覚と呼ばれる器官の一つ「触覚」。全て大事な器官ではあるが視覚、聴覚、嗅覚、味覚がなくなっても生きていける。しかし触覚がなくなったら、食べ物を口へ運ぶことが出来なくなり、いずれ死に至る。という実は大事な器官。この本はその触覚にスポットを当てて、脳科学の視点から触覚という感覚発生メカニズムを解説。触れた時の感覚が如何に感知され、神経経由脳のどこに信号が届くのか?熱い、冷たい、痛み、痒み、そして快感。2019/05/10
アドソ
15
性感のことについてもだいぶページを割いていて、もちろん興味本位で読むもよし。でもそれだけではなく神経科学や脳科学、生理学にも話はおよんで、特に神経の伝達速度に2種類あるという話は初耳で面白かった。味覚との関係では、クールミントを口に入れたときに興奮する神経は寒さを感じるときと同じだとか、山椒を口に入れたときにビリビリと感じるのは、低周波数の振動で肌を刺激したときと同じ神経が興奮するからだとか、感覚についてのあれこれが満載。温かい飲み物を手渡すと、「温かい人」という印象を与えやすいのだとか。2025/06/20
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