光文社文庫<br> たまゆらの愛

個数:1
紙書籍版価格
¥942
  • 電子書籍
  • Reader

光文社文庫
たまゆらの愛

  • 著者名:藤田宜永
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 光文社(2019/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334763947

ファイル: /

内容説明

私設美術館の館長として静かな日々を送る宝田正太郎は、息子の結婚式で新婦の母親・希代を紹介される。希代は、かつて正太郎が兄から奪った女性・美津江の実の姉だった。『宝田さん、覚悟はおあり?』強烈に惹かれ合うふたりは関係を深めていき、正太郎の人生の歯車は狂っていく……。しがらみに満ちた大人の男女が、それでも究極の愛へと突き進む長編恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

164
とにかく‘オトナの恋愛’です。いい悪いは別問題(にしてはイケナイのですが)で、会話のひとつひとつ、動作のそれぞれに感情が流れ、セリフに震えます。作者の作品は他も何作か読んでますが、そのボリューム(厚さ)とはうらはらに非常に読みやすく、個人的には自分も男性なので、作者の奥方である小池真理子さんの作品よりは感情移入してしまいます。夫婦そろって似たような世界観の作品が少なくないと思いますが、直木賞夫妻ですから、やっぱりその作品のクオリティには圧倒されます。ちょっと違う自分になってみたいと思う方はオススメです。2012/04/25

K K

3
藤田宜永だから、期待していたけれど、うーん、500ページ超にする必要はあったのか。私は希代とはモラル感から何から何まで似ても似つかないから共感できなかったが、節子は好きだった。最後は唐突かな。サスペンスの要素を持ってくるならもっと凝って欲しかった。ただし、名言は続出。”クールな人間に熱く壊れろというのは無い物ねだりですが、女というのは欲張りなところがあるじゃないですか。””芸術と犯罪は紙一重。”2017/01/03

青山潤子

1
ひさびさに、読んだ恋愛小説。作者の書く端正な文章が、好きだ。2012/04/15

imoyiks

0
2009/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4774193
  • ご注意事項