君に友だちはいらない

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君に友だちはいらない

  • 著者名:瀧本哲史【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2019/04発売)
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  • ISBN:9784062176200

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内容説明

「人間のコモディティ化」「ブラック企業」……時代を読み解くキーワードを生んだ前著『僕は君たちに武器を配りたい』(2012年ビジネス書大賞受賞)から2年……ジュンク堂池袋本店で漫画『ワンピース』を抑えて年間1位、東大生協でいちばん売れる気鋭の学者でエンジェル投資家の瀧本氏の書き下ろし新刊。テーマは、グローバル資本主義を生き抜くための「武器としてのチーム」だ。

目次

第1章 秘密結社をつくれ
『七人の侍』という奇跡を成し遂げたチーム/天動説が消えたのはなぜか/青年よ、小さなゲリラ的チームをつくれ/傍流の記者たちが成し遂げた報道の金字塔、「プロメテウスの罠」チーム/「最高の授業」を貧困地域の子どもに――バングラデシュの「ドラゴン桜」/エンジェル投資は「人への投資」/秘密結社の代表格、フリーメーソン/『ワンピース』ルフィの幻影/本物の海賊の行動原理/ほか
第2章 本当の「よいチーム」とはなにか
マッキンゼーの「チームアプローチ」/SNSでつながることの無意味さ/ロックフェラーのブラックブック/肥満は伝染する/東京大学の合格校が決まっている理由/見晴らしがよい場所に行け/ブートキャンプで自分を鍛えろ/バイトで潜り込むのもひとつの手段/人間の「交差点」がイノベーションを生む/会社はなぜ存在するのか/弱いつながりの重要性/私の成功は、私のまわりの成功で決まる――ネットワークの効用/東日本震災で生命の危機584人の透析患者を緊急搬送せよ/ネットワークの「棚卸し」/ほか
第3章 ビジョンをぶち上げろ、ストーリーを語れ
成功するチームに必要な「冒険者=ヒーローの神話スキーム」/最初のビジョンは大きいほどよい/教育改革で日本を変えるTFJの取り組み/グーグル、アップル、ディズニーを抑えて人気第一位の就職先とは/ビジョン策定のポイント/「ぶち上げる」ことの持つ力
第4章 よき仲間との出会いのために
倒産寸前のタクシー会社運転手の言葉に感動した/アルマゲドン・メソッド/クレーマーをも仲間に引き込む/「業界軸」「会社軸」「自分軸」でラべリングする/共感をよぶストーリー/自己開示がもたらすもの/メガバンクに20年以上勤めた男の独白/大企業のなかで変革をおこすチーム/「なぜあなたと仕事をしたいのか」を明確に説明できるか/波紋が生じた岩波書店の採用条件/ほか
第5章 チームアプローチはあなたと世界をどう変えるか
アメリカの強さの秘密/レベルが違うアメリカのリクルーティング/非公式な組織に所属せよ/東京大学で始まる「Lobby」活動/いじめがおこる社会の特性/カリスマから群雄へ/なぜナショナリストには貧しい人が多いのか/「三丁目の夕日」の世界に戻ってはいけない/世界から人々がやってくる国に/ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

375
表紙とタイトルに惹かれて読んだが、中身も超魅力的。惜しくも若くして亡くなった瀧本さんの、熱情がビンビン伝わってくる。冒頭に書かれてある黒沢監督の『七人の侍』脚本づくりの秘訣から、本当の”共同作業”の意味、が深く伝わってきた。夢を語りあうだけだったり、SNSでいいね!するだけの「友だち」は、いらない。互いに試練を乗り越え一つの目的に突き進む「仲間」が、いま本当に必要なんだと。強く思った。2024/03/26

mitei

191
七人の侍のような、目的意識のあるコミュニティに入ったり作ったりして次に備えることの大切さを知った。普通の友人や昔からの友人だけでは出来ない関係だなと思った。そんなコミュニティを作ってみたい。2014/02/07

ehirano1

148
「ゴリゴリの成功を望むのか、幸せを望むのか」で本書の受け取り方が異なると思います。本書は前者向けに書かれており、ゴリゴリの成功には友達ではなく仲間が必要とのことがロジカルに書かれています。一方で、後者の場合には「やっぱり友達は必要」ということが改めて再認識できると思います。ということで、なんだか計算し尽くされて作成された高度な作品という印象でした。2024/04/12

Miyoshi Hirotaka

132
イヌ、サル、キジが桃太郎に従ったのは、きび団子をくれたからではなく、鬼退治というストーリーに共感し、そこに役割を見つけたから。高い成果は一人の力で達成されたと考えてしまうのは後世の人の幻想。実際には、少人数、補完的なスキル、共通の目的達成への意志、問題解決方法の共有、メンバーの相互責任という機能をもったチームにより達成されている。友だちは量より質。ネット上でどれだけ友達を増やそうが、チームとして機能しなければ役に立たない。多様な人が多様なチームに属することがダイナミズムを生み、リスクに強い社会を作る。2015/05/02

けんとまん1007

98
瀧本さんの著書には共通してブレないものがある。若い人への熱い思いだ。もちろん、それを通して、すべての人への思いも感じる。タイトルから、一瞬、エッと思うかもしれない。しなし、読み進めていくとわかってくる。チーム、強いチームのありかた。それから、ウィークタイズの重要性は、全くの同感。ゲゼルシャフト。大きな目標・志をたて、そこから思考・行動を始める。以前読んだ本にあった、バックキャスト思考かと思う。あとは、ロマンとソロバン。両方ないと、進まないし、継続しないというのも納得。同類は避ける。2021/03/19

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