内容説明
自分の人生を生きるのに誰に遠慮がいるものか──。個人とは? 社会とは? 家族とは?国家とは? そして、孤独とは? 社会の偽善を看破し、全編4行のツイートで「生きる意味」を問う、孤高の作家のプロテストソング。読むだけで勇気が湧く魂の言霊、ここに誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呼戯人
16
丸山健二による四行のアフォリズム集。個人の自由をかけがえのない宝とし、現代日本の堕落と腐りを容赦なく暴いてゆく。「言うまでもなく、精神の核を成すものは自由であり、個人の自由の中にしか真理の結晶は発見できず、そこから高い強度の信念が生まれ、主張すべき事柄が派生し、心的世界に多彩な光景が生み出され、自身のなかで豊かなものが増やされ、短い生涯のなかであってもときとして永遠の生動が感じられる。」2017/06/12
kubottar
14
安穏とした日々を願うことすら間違っている。生きることは日々戦うことだ。厳しいご意見かもしれませんが、その前提を無視したりごまかしたりすると、取り返しがつかないことになる。2021/07/22
FK
4
途中でようやく気が付いた。一つの文章の塊が140字で書かれている。つまり「ツイッター」の形式。プロの作家の力量を見せつけられるようだ。読書メーターに登録しようとしたところ、写真があり、その帯の広告に「ツイート」と。図書館本なので、帯はなく分からなかった。(どうして腰巻を取り去ってしまうのだろう。)さていつもの事ながら、氏のエッセイの文章には刺激を受ける。一読しただけでは本当は分からないとは思いつつも、ひたすらまず全文に目を通した。様々なことを考えさせてくれる。これまでの私の生き方について、考え方について。2017/07/10
K子
3
★3。マルケンのエッセイ。というかこれ、ツイッターで投稿したものをまとめたやつですよね。生きることは闘うことだ。まさにタイトルの通りだと思います。その、生きること=闘うこと、を具体的に描き出したのが、マルケンの小説諸作品だと思います。何者とも馴れ合わず孤高を貫く生き方を描いた小説は、自分が読んだ限りではどれも傑作だし、またマルケン本人もそういう生き方を実践していて、確かにすごいなとは思います。 2018/07/06
ばろやん
1
ある角度では真に正しいが、ある角度から見たら本当かなとも思う。図書館本であったが、購入して何度も読み返さないといけないなと思う。2017/10/01