ちくま学芸文庫<br> 精神現象学 下

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ちくま学芸文庫
精神現象学 下

  • 著者名:G.W.F.ヘーゲル【著】/熊野純彦【訳】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 筑摩書房(2019/04発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480097026

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内容説明

長大な遍歴のすえ、人間はいかにして「絶対知」へと到達するのか? この書により、哲学史上、かつてない壮大な哲学体系をつくりあげたヘーゲルが、最後に出した答えとは──。平明な語り口でありながら、今後のヘーゲル研究に絶大な影響を与えるであろう緻密な新訳が、その核心を明らかにする。下巻の巻末には、『精神現象学』に数多くちりばめられた、広く知られる名言を拾いあげた「フレーズ索引」を収録。従来のはるか先へと読者の理解を導く。「精神が偉大なものとなるのは、より大きな対立からみずからへと立ちかえる場合である」。【※本電子書籍版には、紙書籍版本文の上欄、下欄に付した4つの原典(グロックナー版全集第二巻、ホフマイスター版、ズールカンプ版全集第三巻および大全集版〔アカデミー版〕)とのページ対応は含まれません。】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

43
ヘーゲルが、人間の意識が如何にして弁証法と適用して「絶対知」に辿り着くかという過程を描いたと云う『精神現象学』。上巻では「意識」、「自己意識」、「理性」についての論考が展開されたのに引き続き、本書下巻では「精神」、「宗教」、「絶対知」についての論考が繰り広げられる。難解さを前提に読んでみたので、どれぐらい理解できたかは非常に疑問ではある。次は、機会をつくって、長谷川訳をも読んでみたい。2019/12/09

逆丸カツハ

26
うーん。単純に難解であるのは確かだが、ある種の哲学は自分にとって言葉の通じない他者になってしまったのかなと思った。2024/11/08

12
上巻と同じく図書館で借りて読んだ。感想としても上巻に同じ。翻訳者の解説が載っていたけど解説としては至れり尽くせりなものではないのでちゃんと自分の頭で考えて噛み砕く必要があると思う。ポイントだけで考えれば良書だと思うんだけど、いかんせん哲学書にありがちな難解な言葉が多いものになっているので読んだそばから何言ってたかわからなくなるのが難点。2023/05/19

しんすけ

12
精神に関する分析は人倫から道徳に至る。 ここら辺から書かれている言葉は理解できるが、何を言いたいのかよく解らないという奇妙な現象が読者を苛む。まさしくこれが精神現象学たる因子であるかもしれない(-。-;)。そんなわけで読書速度もかなり落ちてしまった。 人倫では具象が共同体であったが、道徳の具象は信仰である。これが理解を困難にしている。 「日本には祭りはあっても信仰は無い」と言われる。「日本には宗教がない」とされるのも仕方ない。『精神現象学』における「道徳」が解りにくいのは、ここにも起因するのだろう。2019/05/08

yukihirocks

11
マイベスト哲学書の一冊! 啓蒙と信仰→有用性→道徳→良心という移行は説得力があり白眉。本書はスピノザ哲学と「対比」すると理解しやすくなると思う(「未熟な意識が発展する動的」と「既に神の変状として定まっている静的」)。そしてヘーゲルの功績とは、個別と普遍(他者・社会)、此岸と彼岸(物自体や叡智界)、これらの両者を「両者」として認識しつつも、決して「断絶」されているのではなくて、相互にコミット(弁証法的運動・承認)できるという可能性、両者に橋をかけて、それを「一つとして」捉える視点を提供したという点だと思う!2026/02/23

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