講談社学術文庫<br> 名字の歴史学

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講談社学術文庫
名字の歴史学

  • 著者名:奥富敬之【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2019/04発売)
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  • ISBN:9784065152874

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内容説明

一族の歴史と想いが込められているはずの「名字」は、古代から階層意識、職制、地名、出自などさまざまな要素を取り込みながら陰に陽に使われ続け、明治維新後に公称が義務化されるに至ったものである。氏姓制度、臣籍降下、律令制、源平合戦、惣領と庶子、幼名、通字、偏諱――名字の成立過程と変遷を通して日本の歴史を通観し、現代に続く起源を探ってゆく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

11
「日本人なら誰でも持っているもの」名字の歴史の基本書である。今や「庶民は名字がない」と言うのは死んだ常識であるが、では、何故庶民は名字が名乗れなくなったのかと言うのは、意外と答えにくい問である。中世に庶民上層が武士と庶民に分化する際、土地を持たぬ者は名田を持たぬ故に名字を名乗る資格が無い。と、自粛の結果であると考えている。何とも日本的な理由であるなあと思う。夫婦別姓について考えるなら、まずはここをきちんと抑えて置く必要があると思わせる、そんな本である。2019/04/21

phmchb

7
「はじめに」で江戸時代の庶民が苗字を持たなかったという「常識」に一石を投じた洞富雄氏の論文『江戸時代の一般庶民は果して苗字を持たなかったか』の存在を知る。そこで洞氏のwikiを見てみたら本論文に関する記述が無く、しかも彼が南京大虐殺肯定派というある意味驚愕の事実が判明した。本文は一族を示す氏・姓・名字・苗字の歴史的変遷を辿る。実に興味深い内容である。2019/07/12

れい

1
名字が一般的になった理由として武士がその領地を自身のものであるということを示すためにその地名を自らの名字にしたという経緯を知れた2021/12/01

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