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内容説明
宇野昌磨を小学生のころから取材し続けてきたジャーナリストが、世界屈指のスケーターへと成長した彼の軌跡を描く。12歳のころから取り続けてきたインタビューをもとに、宇野昌磨本人の言葉やコーチ、スケート仲間など周りの声を丹念に拾い、彼がいかにしてトップスケーターへの道を駆け上がってきたかを紐解く。【2009年からの成長を写真で振り返る口絵16ページ付き】~「はじめに」より~宇野昌磨はフィギュアスケートを愛する人々にとって、少し特別な選手だ。それは、フィギュアスケートをただスポーツとしてだけでなく、演劇やバレエ、数多のステージアートと同じように「何か」を求めて楽しむ人々にとって――。(中略)ひたすらな努力で4回転ジャンパーとして開花しても、宇野昌磨は跳ぶことだけでなく、「演じる心」も「見せる気概」もおろそかにしない。どんなに4回転競争が激化しても、彼本来のスケート、思いの伝わる滑りを忘れない。スポーツにしてアート。この複雑な競技を描くために、彼ほど主人公にふさわしい選手はいないだろう。アスリートとしてのストイックな日々、「勝ちたい」という強い意志。パフォーマーとしての高いセンス、豊かな音楽表現。その両立を果たした男が、どのように作られたのか。どのように強くなったのか。そして、どうやって世界の頂点まで勝ち上がっていくのか。彼自身の言葉に耳を傾けてみてほしい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
6
12歳から平昌オリンピックまでの宇野選手の姿を追ったノンフィクション。わたしは「宇野選手と言えばクールなクリムキンイーグル」という勝手なイメージを抱いているのですが、子どもの頃の宇野選手の写真を見ると、その頃からかっこよくクリムキンイーグルを決めていることや、遥か先を見据えるようなとてもいい目をしていることに驚かされました。子どもの頃は「アクセルが跳べない」と泣きながら練習していたそうですが、普通の子どもなら「出来ない」と泣いた時点で辞めてしまうだろうに、泣きながら練習し続けたというのが凄いです。2019/11/16
Melody_Nelson
3
友達から借りた本。宇野君は、子供のころから強心臓タイプかと思っていたら、そうでもなかったのね。練習熱心という点で真央ちゃんと同じというのは頷ける。今シーズンからは美穂子先生のところを離れてしまうようだけど、大丈夫だろうか。これからも頑張ってほしいし、新しい魅力と才能が開花することを願っている。2019/07/02
tban
2
写真が超絶に可愛い ノービスでの全日本の特別演技から見続けたファンに とっては目新しい発見はないが、写真が可愛いことは 間違いがありません。定期インタビューをまとめたもの なので、昌磨の口調を脳内で再現しないとすごく立派な スケーターに思えてしまいますが、真面目なのは確か。 あと、怪我などテレビでは追えなかった事実は補完になります。 出来れば全試合の出場者を含めた特典や演技構成もほしかったが、 青嶋ひろの本としては、まあまあかなと思います。 昌磨のビギナーなら申し分のない本です。2019/04/10
anniehappy
0
子供の頃から見ていたので、昌磨選手のことはよく知っているつもりだったが、読んでみたら、初めて知ることが多くて、読んでよかったと改めて思う。 現時点で二連覇中の世界チャンピオン。平昌後、どこかまでの記録をインタビューとともに著した書を早く読みたい。2023/07/02
月華
0
図書館 2019年4月発行。図書館で見かけて借りてみました。2009年から2010年、小学6年生から、2017年から2018年、大学2年生まで。オリンピック前まで。色々懐かしいお名前が出ていました。川原星さんは、真央ちゃんのツアーで私は初めて知ったので、現役選手として書かれているのを新鮮に感じてしまいました。現役を引退して、真央ちゃんのアイスショーに出演して、現在はコーチをしていると思うと、時代を感じてしまいました。宇野選手のオリンピック後のお話も読んでみたいと思いました。2021/11/05