内容説明
テレビやネットニュースなどで話題になり大反響を巻き起こした強迫性障害をもつ漫画家によるコミックエッセイ『強迫性障害です!』に続く治療編。強迫性障害をかかえて奮闘する著者の漫画は多くの共感を呼んだ。数多く寄せられた「治療について詳しく知りたい」という熱い要望に応え、本格的に強迫性障害治療に取り組んだ軌跡を描いた。日々の生活のなかにいかに治療を取り入れていったのか。自身が治療者と共に取り組んだ治療法をはじめ、著者が自分なりに学んださまざまな治療法も紹介した待望の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
21
曝露反応妨害法や不安階層表に取り組む作者の様子がわかりやすく、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)も解説される メリット・デメリット分析を30:70とした決意が素晴らしい 2019刊2019/07/12
くさてる
19
強迫性障害の治療についてのエッセイコミック。画がとても端正で奇麗な描線なので、書かれている事象が分かりやすくて読みやすい。実際の患者さんにぴったりくる治療法は人それぞれだろうけど、この本では代表的な治療(薬物療法、認知行動療法、森田療法など)を紹介するだけでなく、それを実践したときの本人の具体的な気持ちの揺れや反応まで丁寧に書いているのが良かったです。患者さんや関係者でなくとも、この世にこういう病気があり、いろんな形でそれに対処している人々がいるということを知るためにも良い本だと思いました。2019/05/22
kanki
13
不安階層表。暴露やります、とsnsで宣言。セルフモニタリング2時間。合理的思考。ACTは難しそう。2024/06/10
トラバーユ
11
すごく参考になった。強迫障害とまでいかなくても、強迫傾向がある人にもオススメできる。障害と傾向の線引きは難しくて、「正常な社会生活が営めない、周囲と全くうまくやっていけない」となると障害で、「不自由はあるものの、なんとか一人でやっていけてる」のは障害ではないみたいなことが「自己愛性人格障害」の本に書いてあった。自分は小学生の頃に強迫傾向が強くて、「呪いを解くために56回何かをこする」とかやっていたし、今も朝は火の元の確認を必要以上にやってしまったりする。この傾向をなくすのではなくてうまく付き合っていく!2019/06/19
筑紫の國造
10
自身が強迫性障害である著者の、コミックエッセイ第二弾。前回が発症のきっかけや症状の内容についての紹介だったのに対し、今回は行動療法などの治療について自分の経験を描いていく。文章だけでは無味乾燥で分かりにくい治療法も、漫画、しかも実体験がもとになっているのは非常に説得力がある。絵柄も可愛らしく、登場人物も実在の人物だが、キャラクターとしてきちんと立っている。もちろん、きちんとした治療法を実際にカウンセリングを受ける必要があるが、「どんな方法があるか」という入り口としてとても伝わりやすいと思う。2019/03/29
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