内容説明
ついにサタデーがその恐るべき正体をあらわした。人であることをやめるか、単純な死を迎えるか―日ましに自分を失っていくアーサーが出した結論は。
著者等紹介
ニクス，ガース［ニクス，ガース］［Ｎｉｘ，Ｇａｒｔｈ］
１９６３年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる。『古王国記』シリーズ（主婦の友社）でファンタジー作家としての確固たる地位を獲得。『王国の鍵』シリーズはどの巻もベストセラーになるなど、現代を代表する作家のひとりとして大活躍中
原田勝［ハラダマサル］
１９５７年生まれ。東京外国語大学卒業。英語圏のヤングアダルト小説を中心に翻訳（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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がるっち
12
私、この土曜のハウス上層部が一番想像して楽しいかも♪雨がずっと降ってる、それも建物（？）の中で。傘をさしながら仕事する、って面白い！アーサーがどんどん、管財人のような性格になって行ってる。最後は本当に爆弾落とされてしまったんだろうか。最近では、本当に部分的被害をもたらすことができると言われてる原子爆弾ってあるんだってね。でもそれによる被害は、広範囲で、長期間に変わりないんじゃって思うけど。2014/11/12
さすらい
4
雨やまぬ土曜日、しだいに最終回へ近づく雰囲気が漂ってきて、どうなるのか、息をのみます。私にとって緊迫する時間の中でこの巻でも唯一、スージーが癒し係でした♪2012/05/27
杏子
4
あぁ、何というところで終わってるんでしょ… と、叫びたいほど、最終巻に持ち越し。次はいよいよサンデーとの対決でしょうか。というかまだサタデーとも… これで長いこと待たされたら酷でしょうが。早く図書館にリクエストしなきゃです。この話は主人公のアーサーが悩みつつ、だんだん成長していくのがいいですね。リーフやスージーなど脇を固める存在もいい感じです。人間じゃなくなりつつあるアーサーが一体どうなるのか？最終巻で見届けたいです。2011/12/09
ぽて
4
ついにサタデーまできた！魔術と鍵を使うたびハウス住人部分が増え人間らしさを失っていくアーサー。他者を下等なものとみなしてしまう心の動きを葛藤しながらもギリギリ押さえ込んでる。アーサーがんばれ～。スージーは相変わらずで存在が助けになってるし（あっけらかんとしたところとか(笑)）、今回のウィル(遺書)は今までのヤツよりとっつきやすかったし、と脇役たちの動きも充実。ハウスでも大変だし、地球にも陰謀で核を落とされそうになってるしでアーサーは気の休まる瞬間がないね。読んでるだけなのに、息が苦しくなるよ。2011/07/12
ことらいおん
3
見た目がカッコいいアーサーは想像してワクワクしたけれど、キレやすくなったのはどうにもよくない。ハウス上層の風景はたいへん好みなものだったので楽しめた。サタデーとの決着はどうなるのか次巻に期待している。 2012/03/20
