幻冬舎文庫<br> ツバサの脱税調査日記

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幻冬舎文庫
ツバサの脱税調査日記

  • 著者名:大村大次郎【著】
  • 価格 ¥564(本体¥513)
  • 幻冬舎(2019/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344428515

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内容説明

「ちょっと申告納税額が少ないですね?」。少女のような風貌ながら、したたかさと非情な観察眼を持つ税務調査官・岸本翼。特別調査班に抜擢された二年目、脱税を巧みに指南する税理士・香野に出会い、翼の調子が狂い始める。税金を払わせることは本当に正義なのか? 元国税調査官が描く、税金の抜け道と税務署の裏側。痛快! お金エンタメ小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

56
元国税調査官による、税務調査のお仕事小説、、、なんだけど、小説にはなりきれていない。最後の方で国税局への批判が始まり、尻切れトンボで終わっていく。著者自身が言いたいことを主人公に言わせたんだと思うけど、それって小説ではない。だったらノンフィクションにすべきだ。ただ、生活の知恵としては結構勉強になった。ぼくは毎年確定申告で、源泉徴収から十万円くらいの還付金をもらうんだけど、結構ドキドキしてた。でもこの本を読むと「サラリーマンの確定申告で十万円の還付金」なんて、飲食系に比べれば全然税務署の興味を引かなそうだ。2023/03/21

のんちゃん

33
翼は20歳の税務調査官。2年目にして税務署内の精鋭が集う特別調査班入りする程、優秀だ。その翼が遭遇する凄腕税理士と税務の闇の物語。作者は元国税調査官。故に文章も小説作家さんとは異なり説明文的だ。そこが最初、気になったが、話が進むにつれ、翼や上司、同僚がどの様に脱税案件に向かっていくのか興味が湧き、一気読みとなった。税務、税務署の仕事、脱税のからくり等もよく分かり、普段あまりよく知らない世界を垣間見れた。税務署の闇も知ってしまった翼のこれからの健闘も楽しみな作品。2022/05/13

うまる

25
会計系お仕事小説。会計小説と言えば山田真哉さんが好きなんですが、最近出されていないので、似た感じの本かなと思い手に取りました。元国税調査官だけあって内部事情・裏事情に詳しいし、物語としてもとても面白かったです。まだ税務署の調査は対応したことがないので、色々参考になりました。これはシリーズ化して欲しいなぁ。これからはこの方の本も注目しようと思いました。2019/09/14

Kazuko Ohta

22
薄めの本を書店で探していて、ポソッとあるのをみっけ。しゅっと読めるはずが、「しかし」「だから」「しかも」「つまり」のなんと多いことよ。途中から頁をめくるたびに見開きに「しかし」がいくつあるのかを数えたくなってしまい、集中力を欠く。また、いくら天敵とはいえ、相手に近い人の自殺を皮肉るところなど、人としてどうかと思うから、応援する気持ちにはなれません。でも、著者は元国税調査官とのこと、追徴税にノルマがあるなんて知らなかったから、興味は途切れず。確かに、国民が正しい税務申告をすれば税務署の職員が困るなんて変だ。2020/02/04

金吾

18
著書が経験者でなおかつ余り知ることのない仕事の話なので興味をもって読めました。ラストが言いたいことなのでしょうが、話の本筋からは余り関係ないように感じました。小説ではないかなと思いました。2020/12/20

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