講談社文庫<br> 蟻の木の下で

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講談社文庫
蟻の木の下で

  • 著者名:西東登【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥330(本体¥300)
  • 講談社(2019/04発売)
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  • ISBN:9784061360433

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内容説明

井之頭公園内にある羆(ひぐま)の檻の前で、羆の爪痕を遺す男の死体が発見された。死体の傍には、新興宗教・正聖会のバッジが落ちていた。死者の戦友だった町工場の社長・池見は、週刊誌記者・鹿子の協力を得て、事件の核心に迫る。が、事件は第二、第三の殺人事件へと発展、謎は深まる。本格謎解きに、戦争犯罪を絡ませた異色ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mm

27
昭和39年に初版が刊行され、著者の言葉として「もう戦後ではないというひとがおりますが果してそうでしょうか…」とあるらしい。著者自身も従軍して南方戦線にいたらしく、そこで感じた戦争の大義の空虚さ、軍隊組織が人格を変えること、闇に葬られた犯罪、傷つき癒えることのない傷痕等々をここで吐き出したのだと思う。その上に、新興宗教の権力闘争、麻薬の密輸なども盛り込んでるので、やり過ぎ感はあるけど、読者に文句言わせない強さもある。もう従軍した人達はほとんど亡くなられている。なんと多くの記憶が消え去ったことだろう。ため息。2019/03/14

YUPA

3
巻頭の著者のことば:・・・いつまでも戦争に拘泥るというのは確かによいことではありません、が、その傷跡は決して消えることは内でしょう。傷跡を何か別なもので埋めることはできても・・・。 戦地を転戦して戦後を生きた書写が描く戦争犯罪、戦後の宗教団体の盛り上がり、商社活動、薬物犯罪、傷痍軍人。戦争の傷跡は、実際にあったのだろうな、と感じる。 現在も貧富格差が拡大する社会で、よい社会とはいえないかもしれないが、それでもこの時代には戻したくない。著者のことばのため、トリック云々よりもこの時代のことを考えさせられた。2021/02/07

tai65

3
星3・52017/05/20

MIKETOM

2
第10回乱歩賞。昭和39年度とのことでプロットがまだまだ未熟な感じ。あちこちに矛盾点や無理筋な展開などがある。ちょっとここおかしくね?みたいな。ただ、まだそういう時代だったんだってことを考慮して読めばそこそこ面白いかな。犯人っぽい極悪非道な人物をラストまで引っ張り、しかしながら意外な真犯人というどんでん返しはこの時代では新鮮だったろうな。ちょっと無理筋な展開だけどね(笑)。 このタイトルで「もしかしたらこういう話かなあ」って推測したらその通りだった。もう少しタイトルに工夫を。でもま、そこそこ面白かった。2016/08/07

もぐもぐチョビたん

1
乱歩賞第10回。動物園で発見された男の死体には熊の爪痕が。近くには新興宗教のバッジが落ちていた。謎解きの意外性に戦争犯罪の傷痕を絡めた異色作。 読み終わるとタイトルに納得('◇')2枚の写真の違いを見比べる場面が怖いお。ホラーだ。 全体的に読みやすいし展開もうまく面白かった。時代にのった新興宗教に戦争の非道行為などテーマになってて興味深いけど戦争犯罪だけに絞ってもよかった気がする。2011/12/29

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