内容説明
「本を読むことで間違いなく幸せな人生を送ってこられた」「読書は何にも代えがたい人生の喜び、楽しみである」。『嫌われる勇気』の著者が「読書」と「生きること」について考えた初の読書論。哲学書、小説、外国語の原書からアウトプット法、アドラー心理学まで。「本」との関わり方、「人生」との向き合い方が変わる、著者渾身の書き下ろし。現代の哲学者にしか語れない、人生を幸福にする、本の読み方、選び方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
87
オーディオブックで聞き流してしまった。 嫌われる勇気とても好きなので楽しみにしていたが、 自転車こぎながらだったからか、あまり入ってくる物はなかった。 2021/09/23
あちゃくん
53
岸見先生もEvernoteやScrapbox、workflowyや音声入力を駆使しているんだと知って、刺激を受けた。2019/12/25
k sato
48
読書をみれば、その人の生き方が分かる。「なぜ本を読むのか?どう本を読むのか?」筆者は自身の体験をふまえ、それらを一緒に考えてくれる。読書の目的は、幸せや楽しみのため。読書を通じて、私たちは著者と能動的な対話をし、追体験し、現実を超えることができる。しかし、勉学のためだけに読書するはつまらない。読み始めて面白くなければ時間の無駄と判断し、勇気をもって本を閉じてもよい・・・と筆者は説く。本を読んでいるとき、私は幸せを感じているだろうか?うん、楽しい!傍らに本があると心が安らぐ。私の本棚はどんな人生にみえるかな2023/01/08
Koichiro Minematsu
42
本の帯には「読書には、人を救い」とある。岸見先生の何故読書するのかという問いへの解答のようだ。と感じたのは、無知や死への恐怖があり、それが読書への源泉になっていると思ったからだ。だからこそ「読書すること自体を楽しむ」ということにつながっているのではないかと思った。「読書すること自体を楽しむ」ことは分かっていても自分に問いているのか、著者に問いているのか。そこを深掘りしたい。2019/07/07
とよぽん
40
岸見先生の読書遍歴は、凡人とはレベルが違う。原書を読むために英語、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語、そして韓国語などを学び、ギリシャ哲学を研究してこられた。本の読み方、というよりは読書の無上の楽しみを、この本で語り尽くした! という印象を受けた。人生が読書で、読書が人生と言えそうな。2019/05/20