内容説明
イタリア現代哲学の起原をフランス現代思想との連続性とイタリア固有の知的伝統（政治哲学）とに探り、その全体的な布置を描く。自身もイタリア現代思想の鬼才である著者による力作書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吟遊
12
『イタリアン・セオリーの現在』（2019）とても良い本だよ。著者は来日して10年以上、現在、立命館大学特任教授（本書刊行時）とのこと。そのロベルト・テッロージさんが「書き下ろし」した本がこれ。 「イタリア20世紀哲学を思想史・社会史的に総括して、他国に紹介する本」として傑作。web上によい書評がないと思われたので（失礼！）Amazonに長いレビューをつけました。2019/09/05
