内容説明
誰かから受けたストレスを別の人にぶつけても、自分のストレスを失くすことなどできない。それなのに、そうせざるを得ないほど、人は心の余裕を失い、不安に満ちている。ストレスのバトンを渡す代わりに、優しさをリレーしよう。あなたさえその気になれば、いつだってあなたは最初のひとりになれる――。本書のタイトルとなった哲学者プラトンの言葉をはじめ、古今東西の知の巨人たちの名言に簡潔な解説を付けました。悩めるあなたに希望をはこぶ100の名言がここに。
目次
1 会社の本音を理解する―仕事の哲学
2 いい人ではいられない社会―不安の哲学
3 自分に出会う―内省の哲学
4 人の心が読めるとしたら―関係の哲学
5 見えない明日を生き抜く―希望の哲学
6 強くなければ優しくなれない―リーダーの哲学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえこ
20
素晴らしい本でした。私が知りたい事、教えて欲しいと思っていた事が次々書かれていました。そうだなと思い、これから実践していきます。2015/06/29
ブルーローズ
3
自分の状況に合わせて好きな言葉を選ぶとよい。通読すると、解説が矛盾するから。現在の私が気に入ったのは、ニーチェ:「人間は汚れた川の流れである~」と、ハイデガー:「人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣えない~」、そしてインド元首相ラジブ・ガンジーの「頭脳流出(ブレイン・ドレイン)といっても、排水溝(ドレイン)に頭脳(ブレイン)が放置されるよりはましだ」であった。2011/10/01
krnkn-fa
3
生き方微調整本。偉人が残した数々の言葉は、抽象的でさまざまな解釈が可能。あえて解説を読まず、パラパラめくるだけでも考えさせられる。池田晶子さんの言葉に久しぶりに触れたくなった。亡くなられたのは、惜しい。2011/09/13
Michi.A
2
著名な方々の名言に対し、著者が解説する、という形で書かれたビジネス書。経営者や上司、部下それぞれの心の在り方に対して、あくまでおしつけがましくなくアドバイスしている点が好印象で、スラスラと読了することができました。ビジネスに関わらず、少し心の迷いや蟠りが取れないときにパラパラとめくり、自省するのに最適な本ではないでしょうか。2012/05/05
mayumi
2
☆ビジネス書だが、普段の生活や人生の指針にもなる本だと思う。2011/07/26