内容説明
手紙、日記、会話帳、友人たちの証言など、最新の資料を駆使して、徹底的な自由人ベートーヴェンの姿を、臨場感豊かに描き出す。バッハ、ヘンデル、モーツァルトの音楽とどのように出会い、カントの哲学やインド思想をいかに自らのものとしたのか。従来の諸説を大幅に書き換え、まったく新しいベートーヴェン像を提出する。
目次
第1章 ボン時代のベートーヴェン(家系と生い立ち;作曲家への道;変革の息吹の中で;巣立ちゆく音楽家)
第2章 ウィーン生活の光と影(幸運の星の下で;激動の時代の始まりと名声の確立;新しい音楽概念・新しい音楽仲間)
第3章 豊かな創造の時期(絶望から「新しい道へ」;巨匠のプロフィール;検閲と戦乱のはざまで;友愛のとき)
第4章 栄光と絶望の『日記』(人生の星の時間;挫折と名声の下で;復活への道)
第5章 人類へのメッセージ(内と外との平和を求めて;『ミサ』から『第九』へ;“神なるもの”への感謝の歌;病床の日々と死後の栄光)
著者等紹介
青木やよひ[アオキヤヨイ]
20歳代よりベートーヴェン研究にとり組み、1959年世界で初めて、ベートーヴェンの“不滅の恋人”をアントーニア・ブレンターノとするエッセイを発表。1980年代末より、ベートーヴェンの足跡を追って、ドイツ、オーストリア、東欧諸国などを度々訪問。ドイツ語訳が出版されるなど、国際的な評価も高い。また、日本におけるエコロジカル・フェミニズムの主唱者としても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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