数学用語と記号ものがたり

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数学用語と記号ものがたり

  • 著者名:片野善一郎【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 裳華房(2019/03発売)
  • 桜ほころぶ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/30)
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  • ISBN:9784785315337

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内容説明

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小学校から高等学校の教科書で目にする数学の「用語と記号」がどのような考えで創られ現在のものに至ったのか? 本書は、時代背景や翻訳過程での変遷を交えながら、数学史とは別な視点から、数学の発展に影響を与えてきた脇役たちの由来について解説した。高校生以上であれば、数学は苦手と思っている人たちにも、「ものがたり」として楽しめるようにやさしく解説したもので、数学を身近にしてくれる一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

6
あくまで数学用語や記号の歴史がメインだから数式はちょっとしか出てきませんので数学苦手な人も大丈夫です。2017/08/12

Mori

2
数学の用語や記号の起源や歴史が知れた。意外と凝り固まっていた自分の先入観を認識し、破壊するよいきっかけになった。たまに、読み返して、メンテナンスすべき。2016/04/18

まじぇすた

2
つまらなかった。マメ知識にはなる(方程式の「方程」に言葉としてあまり意味が無いとか)が、数学にしては曖昧で世界史としては脈絡の無い文章で説明も分かりにくく、どちらの立場で読んでも苦痛だった。著者の主観が多々あり1次引用かどうかも疑わしく思えてきてしまった。いっそのこと、索引順の辞書方式で淡々と書かれている方が良かった。この本の主題と外れるが、ほとんどの用語の語源が「ラテン語の何々から」で説明されるのだが、そのラテン語(の音や綴り)の生まれを気にしないのがいつも不思議。2015/04/07

AKa

1
この本の面白いところは、いわゆる入門の類いでよく取り上げられる古代ギリシャやインド、アラビア、そして西洋と言ったメジャーな数学史だけでなく、中国や和算、そして日中の西洋数学を輸入する過程について語られているところ。実は日本の西洋数学導入はダイレクトではなく、当時はそれほど苦労せず読めた中国語訳に頼ることが多かったのには驚いた。しかし、アルファベットを受け入れなかった中国と違い、日本は受け入れた。また、同じ計算法であっても、西洋は論証のため、日中は実学指向であり、本質が違っている。2013/08/08

センケイ (線形)

0
ここから得られるものは単なる雑学にとどまらない。数学という、抽象化の極みのようなものを、人間がどのように表現してきたかのプロセス。それは、抽象的な要素を実装するための手順そのものと言ってもいいのではないか。また、個々の単語についても、言葉の上で新しい概念を知ることができた。例えば「解析」という言葉は、後ろから辿っていくという意味があると初めて分かった。弓の弦や測量になぞらえて解釈するなどの、直観的な理解を試みようとした形跡も面白い。まれにではあるが、その方が有意義な訳語になっている場合もあるようだ。2016/10/30

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